アリの一言 

天皇制、朝鮮半島、沖縄の現実と歴史などから、
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「サンゴ移植許可」!それでもまだ「翁長知事を支える」のか

2018年07月16日 | 沖縄・翁長・辺野古・...

    

 14日付の沖縄県紙は、「県、サンゴ採捕許可」(琉球新報)、「サンゴ移植 県が許可」(沖縄タイムス)の見出しで、翁長雄志知事が辺野古新基地建設に伴う「サンゴ移植」を許可したことを大きく報じました(主な「本土」紙および「しんぶん赤旗」はこの重大なニュースを1行も報じていません)。

 「名護市辺野古の新基地建設を巡って、翁長雄志知事は13日、埋め立て海域で見つかった『オキナワハマサンゴ』9群体を別の場所に移植するため、沖縄防衛局が申請していた特別採捕を許可した。

  翁長知事はこれまで、採捕許可を新基地建設を阻止する権限の一つとして掲げてきており、工事に反対する市民らが『埋め立ての進展につながる』と県に強く抗議した。移植されれば来月中旬以降にも始まる埋め立てが加速する可能性が高い」(14日付沖縄タイムス)

 「移植されれば工事が進み、知事の承認撤回の方針に『逆行する』との批判の声も上がっている。…県が許可の判断を防衛局に伝えた13日、工事に反対する市民が県庁を訪れ、約5時間にわたって県水産課に抗議した」(14日付琉球新報)

  市民・専門家から厳しい批判が出ているのは当然です。

 「そもそも移植がうまくいかないのは分かりきっており、移植自体が免罪符にしかならない。…知事は埋め立て承認を撤回すると宣言し、まだしない状況で許可した。県民は疑問に思うのではないか」(桜井国俊沖縄大名誉教授、14日付琉球新報)

  「県が一例でもサンゴの移植を認めてしまうと、専門家が『移植は環境保全措置にならない』と警告を出しているにもかかわらず、県自身が認めてしまうことになる。今後、環境を理由に工事を阻止するハードルが高くなったように思う」(安部真理子日本自然保護協会主任、同琉球新報)

 「土砂投入が迫る(安倍政権は8月17日を目論む―引用者)この時期に許可することが理解できない。知事への批判は免れない」(北上田毅氏・平和市民連絡会、14日付沖縄タイムス)

  「翁長知事は辺野古阻止と言いつつ、全く矛盾する行為をずっと今まで続けてきている」(仲宗根勇氏・うるま市具志川九条の会共同代表、14日付琉球新報)

  仲宗根氏が指摘する通り、翁長氏がこれまでやってきたことは、辺野古新基地建設を強行する安倍政権を助けることばかりです。主なものを挙げてみましょう。

▶埋め立てのボーリング調査を容認(2015年3月3日)

岩礁破砕許可(2014年8月28日)の撤回を求める市民団体の要求を却下(2016年1月)

▶知事権限を縛る安倍政権との「和解」に同意(2016年3月4日、写真中)

▶新基地建設の突破口になる辺野古の陸上工事再開を容認(2016年8月31日)

▶記者会見で「高江ヘリパッド建設」容認(2016年11月28日)

▶「埋め立て承認取り消し」を自ら取り下げ(2016年12月26日)

▶埋め立て工事開始(大型コンクリートブロック投入)に対し、現地・辺野古へ行って抗議すべきだとの市民の要求に背を向け、辺野古へ行かず(2017年2月6日)

  そもそも、「辺野古新基地反対」で知事に当選したにもかかわらず、翁長氏は就任後1年余、辺野古には一度も行きませんでした。

  また、辺野古・高江の市民活動を規制(弾圧)する県警・県外からの機動隊導入に対し、知事権限を行使して反対すべきだとの声も無視しつづけました。

  中でも最大の問題が、「承認撤回」の公約を就任から3年8カ月たった今もまだ棚上げし続けていることであるのは言うまでもありません。

  翁長氏の県民・市民に対する背信、公約違反は明々白々です。
 それでも「オール沖縄」陣営は、まだ「翁長知事を支える」のでしょうか。

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