アリの一言 

天皇制、朝鮮半島、沖縄の現実と歴史などから、
  人権・平和・民主主義・生き方を考える。
   

日曜日記225・ブログ10周年の雑感

2022年11月27日 | 日記・エッセイ・コラム
 11月26日で、このブログを始めて10年(今回で2450回)になりました。

 第1回は、「私の沖縄日記」のタイトルで、那覇市内のアパートから、「これから自分の目で見、耳で聞き、肌で感じた「オキナワ」をお話ししていきたいと思います」として始めました。ブログは初めて、パソコンの扱いもままならない状態でしたが、「伝えたい」一心でした(写真)。

 2014年1月、母の介護のため広島に戻ってからは、「私の沖縄日記―広島編」として、「本土」から沖縄を見る視点を基本に書きました。

 やがて、その視点からの発信に能力の限界を知り、テーマを広げ、タイトルも「アリの一言」に変えました。巨大な堤も「アリの一穴」から崩れることに倣いたいとの思いからです。

「ジャーナリスト」の端くれでありたいと思っていながら、自らの取材ではなくもっぱら報道や書籍からの情報をもとに「論評」することに、ずっと忸怩たるものを感じています。

 でも、何もしないよりマシではないかという思いと、「赤旗」の駆け出し記者時代に吉岡吉典政治部長(当時、のち参院議員)から、「材料(ネタ)に新しさがないなら、視点で新しさを出せ」と言われた言葉を支えに、続けてきました。

 しかし、ブログ1回目に書いた「自分の目で見、耳で聞き、肌で感じたこと」を書くのがジャーナリズムの原点であるとの思いは今も変わりません。

 書くうえでの自分なりのルールは、事実の不確かなことは書かない、引用は出典を明記する、という当たり前のことのほか、新聞の社説の上塗りのようなものは書かない、奇をてらうことなく独自の視点を出す、読んでいただいて少しでも「参考になった」と思っていただけるものを書くよう努める、などです。が、力不足を痛感する毎日です。

 それでも、「アリの一言」は、命ある限り、あるいは認知症で執筆不能にならない限り、続けようと思っています。

 昨年9月、思わぬ大腸がんの手術で入院した際、お世話になった看護師さんにメモ書きで渡した茨木のり子の詩を、今後の自分への励ましにしたいと思います。

  「小さな渦巻」

 ひとりの人間の真摯な仕事は

 おもいもかけない遠いところで

 小さな小さな渦巻をつくる

 それは風に運ばれる種子よりも自由に

 すきな進路をとり

 すきなところに花を咲かせる    (1955年、茨木のり子30歳)

いつも拙ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。
 よろしければ、ご感想、ご意見をお聞かせいただけませんでしょうか。下記のアドレスに件名「アリへの一言」でお願いいたします。いただいたメールはもちろんすべて拝読いたしますが、基本的に返信はいたしません。また、ご意見、ご要望にお応えできないことも多々あろうと思いますのでご了承ください。でも、すべて、これからの糧とさせていただきます。
e-mail:satoru-kihara@alto.ocn.ne.jp            鬼原 悟
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