アリの一言 

天皇制、朝鮮半島、沖縄の現実と歴史などから、
  人権・平和・民主主義・生き方を考える。
   

韓国報告<上>韓国は優しかった

2019年09月08日 | 日記・エッセイ・コラム

     

 今月3日から6日まで(3泊4日)韓国へ行きました(ソウル・プサン)。3回目の訪韓です。今回感じたこと考えたことを3回にわたって報告します。

 ☆日本人に優しかった

  出発前、何人かの人に「韓国へ行ってくる」と言うと、例外なく「大丈夫か?危ない所へは行くなよ」と言われました。昨今の「日韓関係」報道の影響であることは明らかです。
 実際の韓国はもちろん、思っていた通り、これまでと同じように日本人(である私)に優しかったです。

  ハングルが分からない私は、道行く何人もの人に、ただ地図を見せて目的地を指すという大変失礼な形で道を聞きました。10人以上に聞きましたが、例外なくみなさん丁寧に教えてくれました(多くがスマホで検索して)。おかげでホテルなど目的地に無事たどりつくことができました。

  プサンの国立日帝強制動員歴史館を訪れた時、エントランスの喫茶店でアイスコーヒーを頼んだら、店員さんが手描きのカップホルダーをくれました(写真左)。「ようこそ」という意味らしいです。

  ソウルに住む友人にそんな話をしたら、友人は「韓国が批判しているのは安倍であって、日本人ではない。韓国の人はいつも日本人に優しいよ。最近は優しさ25%増かな」と笑っていました。

 ☆優しいのは日本人に対してだけではない

  韓国(人)が優しいのは日本人に対してだけではありませんでした。

 〇 仁川空港からソウル市街へは空港鉄道で行くのですが、何度もこんな社内アナウンスが(日本語でも)流れました。「優先席は、まだおなかの目立たない初期の妊婦さんを含めたすべての妊婦さんの席です。着席をご遠慮ください」
 「まだおなかの目立たない妊婦さん」へも配慮。日本も見習うべきです。

〇 ソウルではコンビニが日本と同じくらい多く、よく利用しましたが、例外なく、レジ袋はありません。プサン駅裏のスーパーにも行きましたが、ここでもレジ袋はありません。使うかどうか聞くこともしません。レジ袋は使わないのが普通、恒常化しているようです。
 環境にも優しいのです。日本は遅れています。

〇 ソウル・プサンの往復はKTX(高速鉄道)を利用しました(片道約2時間半、約5000円)。驚いたことに、ソウルの駅にもプサンの駅にも改札がありません(写真中)。素通りです。車内で切符を点検することもありません。友人に聞いたら、KTXだけでなく、他の鉄道もそうだそうです(地下鉄は自動改札があります)。
 人件費の問題もあるのでしょうが、乗客にも優しいと感じました。優しさというより、乗客(人)に対する信頼でしょうか。

〇 ソウル市内の移動には地下鉄とともにバスが便利です。多くのバスが走っています。バス停の掲示がまた親切です。何番のバスがあと何分で着くかはもちろん、車内の込み具合まで表示されます(写真右)。バス会社(公社)は、複数が競合している日本とは違い1社に統合されているそうで、迷うこともなく、情報も正確です。
 友人は、「ほかの外国と比べてもバスの運行がこんなに整然と管理されている国はない。韓国のバス運行は世界一だ」と言っていました。「以前は韓国は日本より遅れた国のように思われていたが、今では日本より進んだ優れた点がいくつもある」

 日本人の「対韓イメージ」は、日本の政府とメディアによってつくられた誤った”イメージ“です。韓国に対してこうなのですから、「対朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)イメージ」のいい加減さは推して知るべしです。 

 日本の政府やメディアに惑わされないで、自分の韓国観、朝鮮観を持つこと。そのためには日本メディアの情報だけでなくできるだけ多くの情報を得る努力をすること。そして一番いいのはその国に行って、自分の目と耳と感性で実際にその国に触れること。この当たり前のこと、しかし最も重要なことを再認識しました。

 <訂正>昨日のブログで、2段目はじめの方「徳仁天皇退位」は「徳仁天皇即位」の誤りでした。訂正してお詫びします。

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