アリの一言 

天皇制、朝鮮半島、沖縄の現実と歴史などから、
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(改訂版)基地<自衛隊・米軍>が広げる感染の恐怖

2020年04月21日 | 日米安保・沖縄

    

 本日午前5時すぎから午前11時まで掲載したブログは、石垣島へ陸上自衛隊がすでに配備されていると事実誤認したものでした。深くお詫びいたします。以下、改訂版を掲載します。

 陸上自衛隊宮古島駐屯地に派遣されていた隊員が新型コロナウイルスに感染し、複数の隊員が濃密な接触をしていた問題(20日のブログ参照)は、事実経過の徹底した公表が急務ですが、沖縄における自衛隊、米軍の基地の存在は、感染拡大の恐怖を広げています。

 自衛隊員に感染者が出れば基地がクラスター化(集団感染)するのは必至です。なぜなら、自衛隊という軍隊組織は、まさに「3密」を絵に描いたような場所であり、また、感染者が各地に頻繁に移動する(今回感染隊員が熊本から宮古島へ派遣されていたように)組織だからです。

 しかも自衛隊は、たとえ発熱や体調不良が起きても上官に申告しづらい上意下達の文字通り軍隊組織です。そして、基地内に感染者が出ても「軍事秘密」を口実に公表しようとしない隠蔽体質も軍隊(自衛隊)の特徴です。

 沖縄の離島には現在、宮古島に約700人、与那国島に約160人配備されているほか、石垣島に約500~600人配備されることが計画(19年3月駐屯地着工)されています。感染症の恐怖から住民を守るためにも、自衛隊の配備・計画は阻止しなければなりません。(写真左は宮古島)

 軍隊・戦争が感染症を拡大することは、歴史が証明している事実です。

 「第一次世界大戦末期の一九一八年から一九年にかけて流行したスペイン風邪は、世界全体で五〇〇〇万人とも一億人ともいわれる被害をもたらした。…流行をもたらした要因として…第一次世界大戦下で戦時体制に組み込まれた軍隊と労働者の移動があった」(山本太郎・長崎大熱帯医学研究所教授『感染症と文明』岩波新書2011年)

 沖縄タイムス(20日付、平安名純代特約記者)によれば、米国防総省は17日時点で、米軍関係者のコロナ感染者が5927人(うち死亡19人)にのぼることを発表。しかし国防総省は、「米軍内における基地別や部隊別の感染者数や詳細を全て非公開」(同)としています。 「(沖縄)県内では、3月下旬に嘉手納基地で2人の兵士と、家族1人の計3人の感染が確認された。県によると、その後、米側から新たな感染者についての情報提供はないという」(同)

 在日米軍基地所属や、艦船などで日本に寄港する米兵に感染者がいる可能性は否定できない、否、きわめて高いと言わざるをえません。(写真中は、600人以上の感染者が判明した米原子力空母ルーズベルト)

 沖縄は構造的差別によって米軍基地、さらに自衛隊基地が集中することにより、戦争の前線基地にされる危険とともに、感染症の大きな恐怖にさらされているのです。

 安倍政権は沖縄はじめ全国の自衛隊基地・隊員・関係者の新型コロナウイルス感染状況を包み隠さず公表しなければなりません。

 私たちは、感染症(新型コロナだけでなく)の拡大を食い止めるためにも、世界から軍隊・戦争を一掃することが急務であることを銘記する必要があります。

  

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