アリの一言 

天皇制、朝鮮半島、沖縄の現実と歴史などから、
  人権・平和・民主主義・生き方を考える。
   

「41年目」の沖縄

2013年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

Bunkaron 年末年始の帰省から3日に帰ってきました。「沖縄へ帰る」というのはなんともいえない感触です。
 行きも帰りも格安航空会社「ピーチ」を利用しました。約半月前の予約で往復26,580円。運賃的には沖縄と「本土」はさらに近くなったといえますが・・・。
 旅行(帰省)には必ず文庫か新書を1、2冊持って行きます。今回は、岡本太郎の『沖縄文化論』(中公文庫)でした。末尾に1972年に書かれた「本土復帰にあたって」と題する一文があります。「沖縄の本土復帰-ほんとうに喜ぶべきなのかどうか、言いようのない疑念が残る」という書き出しで、岡本太郎はこう述べています。「私は沖縄の人に言いたい。復帰が実現した今こそ、沖縄はあくまでも沖縄であるべきだ。沖縄の独自性を貫く覚悟をすべきだ。・・・文化のポイントにおいては、本土がむしろ『沖縄なみ』になるべきだ・・・沖縄の自然と人間、この本土とは異質な、純粋な世界とのぶつかりあい・・・それは日本人として、人間として、何がほんとうの生きがいであるかをつきつけてくる根源的な問いでもあるのだ。とざされた日本からひらかれた日本へ。だから沖縄の人に強烈に言いたい。沖縄が本土に復帰するなんて、考えるな。本土が沖縄に復帰するのだ、と思うべきである。そのような人間的プライド、文化的自負をもってほしい。・・・自分たちはこう生きる、こうなるという、みずからの決定、選択が、今こそ緊急課題だ」
 沖縄の上空でこの言葉に感動しながら帰宅し、たまっている新聞を見ると、新年号からさっそく「『日本』への告発状-基地問題の実相」という連載が始まっていました(「沖縄タイムス」)。正月気分から一気に引き戻されたようです。
 岡本太郎が「今こそ」と叱咤激励した「本土復帰」から40年の節目だった2012年が終わって2013年。「自分たちはこう生きる」という沖縄の決定、選択がますます問われる年になるのだと思いました。

<今日の注目記事>

 「7月までにあと12機 オスプレイ普天間配備」(「沖縄タイムス」4日付から)
 「米海兵隊はことし7月までに、米軍普天間飛行場にさらに12機の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを予定通り配備することが2日、分かった。・・・米国防総省高官は『昨年のオスプレイの沖縄配備は、米政府の戦略が中東からアジアへシフトした象徴といえる』と評価。今後は・・・域内の同盟国との軍事交流を増やし、同機を活用する方針を示した」

 「オスプレイ正月も飛行訓練 異例の実施、経路に騒音」(「琉球新報」4日付から)
 「在沖米海兵隊は3日、米軍普天間飛行場のオスプレイの飛行訓練を実施した。米軍が正月三が日に飛行訓練を行うのは異例」

 オスプレイ配備とのたたかいは正月から始まっています。

 ※ことしもよろしくお願いいたします。