サンタフェより

高地砂漠で体験したこと 考えたこと

アリゾナへ

2009年04月16日 | 旅人希望
満月の夜明け前から車を走らせ、少し長めの復活祭(イースター)休暇を、アリゾナ州ツーソンとセドナで過ごして来ました。

サンタフェからツーソンまでは、インターステート25号線を4時間ほど南下し、進路を西にとって10号線をひたすらまっすぐ更に4時間ほど。初めて車で直行しましたが、案外近くて驚きました。途中ソッコロ辺りで空が白んできたのですが、道の両脇を巡礼のため歩いて教会に向かう大勢の人たちを見かけました。聖金曜日はキリストが十字架の苦難を受けた日とされますから、カソリック教徒は毎年(多くは十字架を担ぎながら)、教会へ巡礼するのです。ちなみに、サンタフェ付近の人たちは、チマヨにある創建200年あまりと言われる、Sanctuario de Chimayoへ行きます。

まずはじめの目的地は、ツーソン。



メキシコとの国境から北へ約100km。人口50万人あまり。サンタフェは6万ちょっとですから、わたしにとってはそこそこの大都市ですが、近くのフェニックスに比べると、半分以下の人口で、メキシコ色が濃くアメリカにしては「古い町」という印象のある地域が多いですね。10m以上にもなる「サワロ」という細くて長いサボテンが見えてくると、おっ!南部アリゾナに来たぞ、という気になります。(テントからの眺め、いいでしょう?満月の翌日でしたから、サボテンの横に丸い月がでているのを想像してみて!)



どうするか決めて来なかったけれど、サワロ国立公園 にあるキャンプ場がよさそうだということになり、カチカチになった地面に大きな石を使ってどうにか杭を打ち、テントを設置。以前この町にすんだことのある連れの一人のススメで、ツーソンで一家による経営としては一番古いレストラン「エル・チャロ」で、見た目は同じなのに今まで食べたこともない味のするメキシコ料理を食べながら、気の置けぬ友人たちと久しぶりの再会を楽しみました。


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