現在の世界人口は60億人といわれている。殊に中国とインドでの人口増加は大きく、21世紀半ばには世界の人口は100億人を突破することが予測されている。
中国では総人口13億人の中で1.6億人いるといわれる中流階級の所得増加に伴い、今や先進国以上に肉を食べるようになった。このため家畜用の飼料を含めて、中国国内だけでは消費をまかなえなくなっている。アメリカ農務省のレポートによれば、中国では1998年~2003年の食糧生産の急減で世界最大の小麦輸入国となり、世界の穀物在庫が1974年のソ連発の食糧危機以来の最低水準となった。このような事実に対し、地球環境学者のレスター・ブラウンは著書『誰が中国を救うのか』の中で、中国発の食糧危機に対して警鐘を鳴らしている。
図5-3 世界の穀物在庫率(「The Liberty」2006年3月号より転載)
図5-4 中国の食肉摂取量
図5-5 中国、インドの人口増加の推移
(「The Liberty」2006年3月号より転載)
中国では総人口13億人の中で1.6億人いるといわれる中流階級の所得増加に伴い、今や先進国以上に肉を食べるようになった。このため家畜用の飼料を含めて、中国国内だけでは消費をまかなえなくなっている。アメリカ農務省のレポートによれば、中国では1998年~2003年の食糧生産の急減で世界最大の小麦輸入国となり、世界の穀物在庫が1974年のソ連発の食糧危機以来の最低水準となった。このような事実に対し、地球環境学者のレスター・ブラウンは著書『誰が中国を救うのか』の中で、中国発の食糧危機に対して警鐘を鳴らしている。
図5-3 世界の穀物在庫率(「The Liberty」2006年3月号より転載)
図5-4 中国の食肉摂取量
図5-5 中国、インドの人口増加の推移
(「The Liberty」2006年3月号より転載)