「カントリー・ストロング」

COUNTRY STRONG　　　2010年　　DVD



≪ストーリー≫
カントリー歌手のケリー（グウィネス・パルトロー）は、
ダラスのライブで、飲酒の上ステージから転落、おなかの子どもを流産
それからリビリ施設で過ごしている

そのケアをしている小さな町のカントリーミュージシャン・ボー
彼との信頼感は厚い

まだ回復はしていないと見るボーだが、ケリーの夫ジェームズはビジネス優先で、
復帰コンサートを企画し、退所させる

そして、ツァー
前座にボーと若い美人のチャイルズ

ケリーの復帰１回目のコンサートは一曲だけ歌っただけ、
２回目は出演せず・・

夫の愛が得られず再び苦悩するケリー

そんな中、ボーに救われてはいるが・・

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（ネタバレになりますが・・）

ケリーとジェームズ、
ボーとチャイルズ、
そして、ビジネスが絡み、ケリーのハートは壊れていきます

そして、かの地ダラスでのツアーの最終日
彼女は心をこめて歌います

感動の最高のパフォーマンスが終わり
ケリーは楽屋へ
そして、ドアをロック

ジェームスと心が通じ合ったものの
最後は自分から命を絶ちます

そしてボーは自分の信念どおり町に戻って自分のスタイルで歌い続けます

・.・*・.・*・.・*・.・*

まず、グウィネスの美しい歌声にびっくりしました
彼女、旦那さんは"コールド・プレイ"のクリス・マーティン
（ずい分と前にMから教えてもらいました）
音楽にも造詣が深い

カントリーミュージシャンの再生物語、と言うと
「クレイジー・ハート」と被りますが、３人の歌がとってもステキ

カントリーが好きなわけじゃないけど、またまたサントラ欲しくなっています

「40歳の童貞男」

THE 40 YEAR OLD VIRGIN　　　2005年　　DVD



≪ストーリー≫
家電店に勤めるアンディ（スティーヴ・カレル）、マジメ一本で今だにヴァージン
仕事仲間とポーカーしているとき、それがバレて、
彼らはアンディに初体験を、とあの手この手のアドバイス

・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

と、まあ大体タイトル見れば分かるわなぁ

この前「40オトコの恋愛事情」見たし、レンタル料100円やったし
お気楽ものでチョイス

同僚役の、セス・ローゲンたちとの絡みは面白くて
このての映画にしては長めの２時間

スティーブ・カレルは、「ゲット・スマート」より面白かったかな
それにしても、彼の鼻は高～い、そびえてるよ

あと、セス・ローゲンけっこうお気に入りです
彼のすっとこどっこいなキャラにはホッとします
「フィフティ・フィフティ」気になってます

「借りぐらしのアリエッティ」

2010年
アニメーション映画はまず行かないですね
テレビで放映したのを鑑賞しましたが

ひそかに暮らす小人のアリエッティが、心臓を患っているショウと友情を結び生き延びていくお話

とってもシンプル、
パステルカラーとグリーンの多さで久しぶりにキレイな映像を見ました

吹き替えが志田未来、神木隆之助はOK

でも、あんまりキャラの強い人が吹き替えをするとそっちの顔が浮かんでくるんで
わたしは苦手です

唯一ねこのニーヤには惚れた

お茶の間で家族で見るにはちょうど良いかも、
～わたしはひとりで見てたけれど～

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」

ONCE UPON A TIME IN AMERICA　　1984年　　CS

≪ストーリー≫
禁酒法時代、チンピラの少年ヌードルスたちは新しく町にやって来たマックスと友達になり、新しい商売の売込みに成功
ところが仲間のひとりが殺され、ヌードルスは相手と警官を殺し服役

大人になって、刑務所から出てきた彼を仲間は必要とし
さらに新たな商売を始める
そして、マックスが連邦準備銀行を襲うと言うクレイジーな計画に、ヌードルズは警察に情報を流し、自ら姿を消す

そして、老境に入った彼は三たび町に現れる・・・

・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

4時間近くあって、録画してたのを一体何回に分けて見たのやら
ところが、それにも関わらずけっこう良かったんですよ

はじめに、
裏切り者・ヌードルス（ロバート・デ・ニーロ）が、
隠していた仲間のお金を（中身はすりかえられていたけれど）持って何処かへ去る

そして、少年時代に画面が変わり

最後、老人になったヌードルスが、マックス（ジェームズ・ウッズ)と再び会う

～と、時代は3パターンからなっていて、行きつ戻りつするんですが
それぞれが重要で、繋がりもとてもしっかりしていて
混乱することもなく、よく出来ていると思いました

仲間の妹・デボラを愛する気持ちもずーっと変わりなく
ヌードルスの何事にも一途な想いがよく解ります

男の骨太ギャングもので、見応えたっぷりでした


ついでながら、メイクがうまいのか、デ・ニーロが変わらないのか
最初、どれがリアルなのか解んなくて・・

「メタルヘッド」

HESHER　　2010年　　DVD



≪ストーリー≫
2ヶ月前に母親を失った13歳のTJは、
立ち直れて居ない父親と一緒に祖母の家で暮らしていた

母親の思い出の（事故）車を工場に持っていかれ
腹立ち紛れに空き家に石を投げ込んだら、そこにはアナーキー野郎ヘッシャーが居た

TJは学校でもへビーな苛めっ子にやられていて
帰り道襲われるが、スーパーの店員ニコールに助けられる

そして、突然ヘッシャーが家に舞い込み、居座るようになる

・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

けっこう良かったです
言葉はかなり

「（500）日のサマー」「50/50フィフティ.フィフティ」のジョセフ・ゴードン＝レヴィット
は「サマー」の実直そうな青年とはうってかわり、超ロン毛の破天荒なメタル野郎
もうメチャクチャ、
でも、おばあちゃんには優しいし、たまに義理深いとこもあったりして
～ちょっと竹野内豊に似てた～

ナタリー・ポートマンはあくまで脇役
彼女も製作に関わってるらしいです

最後、おばあちゃんのシーンはジーンと

曽野綾子・著「老いの才覚」

1931年生まれ
カソリッククリスチャンの作者でこのとき後期高齢者、
彼女の「老いる」ことの覚悟と、死生観を書いたものでした

まだほんの少しそこには届かないけれど(笑)
老母のこと、自分のこれからのこと、と思って読みましたよ

かなり厳しい生き方を才覚を持って進むべき、みたいなことを書いてあって
ドキッとしましたね

高齢になって、
「してもらって当たり前精神は捨てなさい」、とか
「人は死ぬまで働かなければいけない」、とか
「孤独と付き合い、人生を面白がる」、とか

ちょっと、目からウロコ、でしたね

ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路

NANNERL, LA SOEUR DE MOZART/MOZART'S SISTER 　 2010年　　フランス製作　DVD



≪ストーリー≫
ルイ15世の時代、モーツァルト一家は、
11歳の神童ヴォルフガング（後のモーツァルト）と、14歳のマリア・アンナ（＝通称ナンネル）と馬車で演奏の巡業をしていた

演奏家として誇りを持って旅をしていた父だが、なかなか優遇されず、収入も低く、
泊まるところもままならない

ある日、馬車の故障で修道院に泊まることとなった一家
ナンネルは、軟禁されている王女たちと出会い、友だちとなる

王女から手紙を預かり、宮廷での演奏会で王太子と出会い恋心を抱く

彼女の才能に気付いた王子は作曲することを依頼する
当時、女がヴァイオリンを弾くことや、作曲することは分不相応で
父親からは禁止されていた

ナンネルは家族からはなれ、ひとりフランスで自活するが挫折

再び、家族の元に帰る

・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

この王太子は後のルイ16世、フランス革命の時の王ですね
ヴォルフガング（・アマデウス・モーツァルト）の才能を見出していた父親
その一方で、姉のナンネルにも才能があったが、認めることはなかった

ナンネルが家族の元に帰ってからは、自分の才能を封印するんですが

男と女の立場ってどこもおんなじなんだね


この映画、悪くはないけど
なんせ、途切れ途切れで、集中できず
ちょっと残念な感じでした、ね

ヘイデン・クリステンセン「リセット」

先日ナンバの道具屋筋を歩いてたら、
偶然、友人に会い、お互いびっくり

また、土曜はウチの駅近くで別の友人に出会い、またまたびっくり

二人の友とは、今は引っ越して長らく会えてなかったんで
久しぶりの再会に、大喜びでしたが
ゆっくり話す時間もなくそのまま右と左へ・・


VANISHING ON 7TH STREET　　2010年　　DVD
vanish：（突然、不可思議に）消える、見えなくなる



これも出演者に魅かれてチョイスしました
「ブローン・アパート」よりひどくって、
ヘイデン・クリステンセンを応援している私には、彼が良い作品にめぐり合えないことが残念な気がします

「ミスト」に似てて、
ある日突然闇が人を消し去り、生き残りは（７番街の）自家発電のバーにいる４人だけ
何とか脱出しようとするが・・・

結局残るのは男の子と女の子だけで
邦画タイトルが「リセット」なのは、人間もういちどやり直しなさい
ってこと？

スティーブン・キング原作？かと思うようなSFホラーでした

「SUPER 8」

SUPER8/スーパーエイト　　2011年　　DVD



≪ストーリー≫
1979年
母親を亡くした少年ジョーは、保安官代理の父親と暮らしていて
仲間たちと8mm映画を作成中
ある夜、友達たちと撮影をしているとき、貨物列車事故が起こり
フィルムにはその状況が写されていた

貨物とは軍が秘密にしていた地球未確認生物に関するものであり
その後、街では不思議なことが起こる

軍は強制的に住民を避難させ、エイリアンを攻撃するが
ジョーたちは、宇宙へ返そうとする

・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

映画館で予告を見て気になってました
「E.T.」の感動を再び！と思ってたんですが、
やはり越えられませんね
まあ、E.T.は単純でしたけどね

それに２時間はちょっと短すぎて、あそこはなんで？と突っ込むところもしばしばで

スピルバーグ製作、J.J.エイブラムス監督なんですが
期待はずれでした

少女役にエル・ファニング、彼女は「SOMEWHERE」の娘役だったのは気付きませんでした

「ブローン・アパート」

INCENDIARY/BLOWN APART　　2008年　　イギリス製作　　DVD
incendiary:放火の、焼夷弾
blown apart:吹っ飛んだアパート（？）



爆弾処理班に従事している警察官の夫、そして幼い息子と団地（アパート）で暮らす若い母親
夫が危険な仕事に出かけると、自分は不安感でバーへ行く

そこで知り合ったジャーナリストのジャスパー（ユアン・マクレガー）と知り合い浮気
彼はアパートの前に建つ高層高級住宅の住人

そしてサッカーゲームのある日、夫と子どもはスタジアムへ観戦
母親は留守中にジャスパーと情事をもっているとき、テレビでスタジアムが爆発するのを見る

一瞬にして孤独になった彼女は呆然とし、虚無感を埋めることがなかなかできない
セラピストからオサマ・ビン・ラディンへ手紙を書くことをすすめられる

・．・＊・．・＊．・．＊・.・*・.・*・.・*・.・*

「かつて大戦のとき、アパートは破壊されたけど、我々はゾンビのようにまた立ち上がる」
ってそんな言葉があったから、タイトルはそこに引っ掛けてるのかな？

テロリストの犯行だから犯人を追い詰めてみたいなところはない
家族を突然に失くした悲しみから再生する物語で
母親の胸をえぐられるような辛さはよく出てます

題材は良かったと思いますが、一般の評価がなんせ悪い

ジャーナリストとの初めの出会いは軽いし
ユアン・マクレガーが演じなくてもいいんじゃなかったかな？と思います

私も彼が出ててピックアップしましたから
母親役のミシェル・ウィリアムズはよくやってたと思いますよ
彼女、「シャッター・アイランド」に出てたらしい、覚えてないけど