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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

「キリング・フィールド」

2020-05-26 22:41:46 | 映画・洋画
THE KILLING FIELDS  1984年  イギリス・アメリカ製作  BS



≪ストーリー≫
197年代、カンボジア内乱時、アメリカのNYタイムズ誌の記者シドニー・シャンバーグは、
現地の新聞記者であり通訳でもあるディス・プラン(カンボジア人)と共に取材、
しかし、戦況は改革派のクメール・ルージュ(KR)が政権を奪う、

外国人記者たちの安全確保のため、アメリカ大使館へ避難するが
そこも、KRの標的となり、フランス大使館(カンボジアって、かつてはフランスの植民地だったのね)へと非難することに、
その間、KRに捕まったり、殺されそうになったりとするが、
プランの必死の説得で難を逃れる
そして、アメリカへ帰国するとき、プランを亡命させようとするが、失敗

シドニーは帰国、
プランは強制収容所で過酷な労働を強いられる、

プランは先に亡命した妻子のことをシドニーに託しながらも、
一日一日生き伸びることだけに執着する、

そして、ある日逃亡に成功するが・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

※ネタバレあります。

「キリング・フィールド」とは、
ポル・ポト支配下のカンボジアで、大量虐殺が行われた刑場跡の俗称のこと、だそうで、
プランが逃亡中に果てしない死屍累々のフィールドを延々歩きます、

途中KRに見つかりますが、そこのリーダーの温情で生き延びますが、
そのリーダーも殺され、彼が残した地図と幼い息子と共に再び逃亡します、

しかし、一緒に居た仲間と息子は地雷を踏み死んでしまい、
プランは一縷の望みを抱いて地図にある赤十字の難民キャンプにたどり着きます

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

カンボジアのこと、アンコールワットと地雷くらいしか知識がなくて、
シアヌーク殿下とポルポト政権の名前だけは知っていました

ポルポト派ってこんな残虐なことやってたんですね
ベトナム戦争に絡むカンボジア侵攻
背景を知っていくとアメリカ、ソ連、中国の関連性が出てくる、
なんでアメリカの元兵士が地雷除去運動をしてたの?とか、
ほんの少しだけ垣間見た感じですが、
この作品はピューリッツァ賞を受賞したシドニーのノンフィクションが原作だそうです

そしてプラン役を演じたハイン・S・ニョールも、実際に強制労働と拷問の過去があったようです
1980年にアメリカに亡命後、1996年55才のとき不運にも射殺され生涯を終えています

なんとも悲惨極まりない内容でしたが、
最後にふたりが再会するシーンはとても感動的でしたね
ジョン・レノンの「イマジン」が流れて、ウルウルしました
ただ、途中のBGMは古い映画だからなのかちょっと変な感じもあったけど(笑)
「イマジン」と「誰も寝てはならぬ」は良かった~

なんで、プランは家族と一緒に亡命しなかったのか、
そこは、シドニーとの絆、また彼のプライドなんでしょうかね、

知ってる俳優さんはひとりだけ
記者役のジョン・マルコヴィッチ、若い

カンボジアの認識新たになりました
良かったです
プランに拍手~ちなみに彼はこの作品でアカデミー賞助演男優賞を獲得~、いやいや主役でも良かった

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