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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

「ニュールンベルグ裁判」

2018-09-06 22:19:26 | 映画・洋画
JUDGMENT AT NUREMBERG  1961年  CS



≪ストーリー≫
1946年、二次大戦後ドイツ戦犯に対する国際軍事裁判がニュールンベルグで開かれる、
被告は4人、すべて判事職
そのうちのナチス統治時代、法務大臣を勤めていたヤニング(バート・ランカスター)の罪を巡る検事と弁護士との陳述が行われる、
裁判長(スペンサー・トレイシー)はアメリカのメーン州のダン・ヘイウッドが任務を受けて・・

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「ニュールンベルグ裁判」をwikiで見ると、24名が主要戦犯として訴えられている、
この映画は、トゥルーストーリーではなくて、名前も実在しない、
それに、裁判がアメリカ対ドイツになってるし、
「東京裁判」の時と違うな、って印象がまずありました、

まあ、ヤニングの弁護士は、体制下で服従するしかない、また、世界がそこまで追い込んだ、的なことを言って弁明しますが、
ヤニングの著書に「断種法」と言うのがあって、
今問題になってる強制不妊手術の類です、
ヒトラーはアーリア人優性論者であって、ユダヤ人迫害とかしたわけですが、ていうか抹殺、虐殺ですね、
だから、ヤニングも同意見だったと、

ときは、共産主義と民主主義、その狭間で優性を世界中に広げると、
ドイツの東にソ連があって、対抗しなきゃならん、一次大戦後、貧困でどうにもならんドイツはヒトラーに皆が傾倒していく(我が闘争)、

映画では検事(リチャード・ウィドマーク)と弁護士の丁々発止、
そこへ、裁判長が求める正義と真実の見極め、

じゃあ、アメリカがどうジャッジする?
あたかも、ソ連がこの時とばかり問題を起こす、
国益を優先する検事、
で、判決が下されるんですが、
裁判長はあくまで human been 人としてを根底に


すごく重いけど、良かった、見ごたえありました
また長尺で186分もあります

スペンサー・トレイシーとバート・ランカスター、検事や弁護士の演技が良かった
それと、かのマレーネ・ディートリヒ、初めて見ました


「アイヒマン・ショー」(2015)も見たんですが、後日アップします。