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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

「ブリッジ・オブ・スパイ」

2016-01-12 20:56:50 | 映画・洋画
BRIDGE OF SPIES  2015年  あべの



≪ストーリー≫
ときは冷戦時代、
1957年ロシアのスパイ容疑で逮捕されたルドルフ・アベル、
その弁護をすることになったジェームズ・ドノヴァンは、
アメリカ国民、政府の役人、すべてが極刑を望む中、30年の禁固刑に判決に持っていく、
それは、まさかのときのために有利に事を運ぶための策を呈したものであり、
あくまでひとりの人間としてスパイ容疑が定まらない中、不法入国の罪とするものであった、



そして5年後、ロシアの領空上へ飛ばしたアメリカの偵察機が撃墜され、パイロットのパワーズが囚われの身となる、
有罪確定の後、彼の刑は確定するが決して口は割らなかった



ドノヴァンはCIAから人質交換で東ドイツへ行くことを告げられるが、あくまで国とは外れた任務であった、

東ベルリンへ行ったドノヴァンは、そこで
西側へ逃亡する人が引きも切らないために、ベルリンの壁の建設中でもあった、



そして、そこにいたアメリカ人の留学生プライヤーは不当な理由で拘束されてしまう、・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

スパイ映画と聞き、トム・ハンクス?弁護士なん?、でした、
正統派の骨太映画です、

人質交換が実際にあった話なんですね
ベルリンの壁は知ってましたけど、こんな話は知りませんでした、

ロシアのスパイ、アベルと、アメリカ飛行士パワーズと学生であるプライヤー、1対2の交換
橋がグリーニッケ橋、西側と東側をつなぐ橋だったとか、

ドノヴァンの偏らないひとりの弁護士としての態度に胸をうたれましたね、
義とはなんぞや、とか思ってたら中盤から涙です

アベルの国を思う義、
ドノヴァンがその都度不安はないかね?と尋ねるんだけど、
アベルは達観してる感じでしたね、

「冷戦はイデオロギーの戦争だった。イデオロギーは意見の異なる相手を悪魔化する」・・昨日の記事がやっぱり思い出されます、

決して娯楽映画ではないです、エンターテインメント性は少ないですね、
でも、久しぶりに良い映画見た、って思いましたよ、
スピルバーグやっぱりやりますよね、コーエン兄弟脚本は知らなかったんですけど、

キャスティングも大変良かった、
アベル役のマーク・ライアンス寡黙な感じで義を貫く、良かった
トム・ハンクス言わずもがなですね

「新・映像の世紀」を見てたし、とてもよく分かりました、

でも、最後やっぱり、ソ連側はアベルを車の後部座席に座らせたんですね、
後解説で東ベルリンで生きたとあったけど・・・多分・・
アメリカ側は友人パイロットとハグでしたもんね、

最後まで引き込まれ、140分超でしたが感じず、
アベルとドノヴァンに心うたれました
コメント
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