高村薫「黄金を抱いて翔べ」

たしか大阪の女性作家さんだったはず、
と途中何度思ったことか
というのもストーリー性も筆致もそう思えなくって

大阪中ノ島にあるＳ銀行の地下にある金塊５トンを盗み出すと言うお話
しかも最後３人で分けるのに501kgにしとこって

大阪建物や関電ビルなどとっても馴染みのあるところ

北川と幸田、野田、モモ、そしてじいちゃんらは緻密な計画を元にその日を迎えようとしている

しかしそれぞれの背景があって
北川の家族、幸田とモモの関係、野田のチャラ男、
暴走族に北朝鮮と絡んでくる

金塊を奪うカモフラージュに爆弾を仕掛けたり
エレベーターを細工したり、警備員を襲ったりと
まさにハードボイルドサスペンス

本よりこりゃぜったい映画やでｗ

それにしても、この本が彼女の一作目って？
「リヴィエラを撃て」もしかり
もう１回読まな、上滑りしてそう