「坂の上の雲ミュージアム」
この門から入っていきます。
この写真の下に人の姿が見えると思いますが、ここに入場券の券売機があります。
ここで、入場券を買い、左下に見えるスロープを上って入口に行きます。
でも、どう考えても裏口のようにみえます。
この建物は建築家安藤忠雄の設計によるものです。建物全体が三角形になっていて、
来館者は三角形を描くスロープでつながれた展示室を、回遊してあがっていきます。
ずっと三角形の動きをしていたので、最後に乗ったエレベーターの形が、本当は四角
なのに、台形のようにみえました。
2Fは、「坂の上の雲」の世界をより深く知るために、小説や明治に関わる書籍を
紹介。
3Fは、小説の背景としての明治時代を年表で紹介。
4Fは、子規たちの足跡を紹介し、新聞「日本」の展開や、ジャーナリズムの
視点から日露戦争の開戦に迫った展示。
新聞記者時代の子規の様子がとても詳しくわかりました。
坂の上の雲ミュージアムを出て、少し坂をのぼって行くと、「萬翠荘」という建物
があります。
この建物神戸の異人館のようにみえます。
大正11年に、旧松山藩主久松定こと(さだこと)伯爵(ことという漢字が出てきませんでした。)
の別邸として建てられたフランス風洋館。
しかし、設計者は日本人です。
さらに、萬翠荘の裏手にまわり、階段を上ると、「愚陀佛庵(ぐだぶつあん)」があります。
夏目漱石が英語教師として松山中学校に赴任し、その時下宿していた上野家の離れを、
当時の雰囲気をそのままに再現したものが、愚陀佛庵です。
親友である正岡子規が療養のため居候し、1階に子規、2階に漱石が住み、52日間を
共に過ごし、2人はここで句会を開き、俳句作りに没頭しました。
しかし、ここはうっそうとした藪の中、蚊がブンブン飛んでいて、とても長居できませんでした。
本日の天気。今日はとても暑い1日でした。気温が30度を超えたところもありました。
しかし、湿度が30%くらいで、カラッとしていたのが救いでした。