里紀 in Crossing Field City!

~遠く、北アルプスとお城の街を離れて~

10/13、上高地へ(4)

2013年11月09日 23時53分26秒 | 松本での生活の中で
では(4)のスタートです。 今回のトップの写真は、明神橋を渡って振り返ったところ。
青空が素晴らしかったでしょ! 時間は、9:21。 まだ朝の空気です。^^;


明神館へ向かいます。 
ここは、芽吹きの始まる春も、緑が濃くなる夏も好きですが、秋もいいですね。


明神館前の『カンボク』です。

アップですが、今年は何だか実のつき具合がイマイチだったような気がします。
でも、その分かどうか分かりませんが、

明神館前の『コナシ』の実は、たくさん実っていました!

コナシの実アップ。 
真っ赤に色づいて、美味しそう!  猿たちは、連休が終わるのを待っていたかもしれませんね。


明神館でお汁粉を戴きました。 お餅が入って、美味しかったです。^^

この時期、明神館を出て、すぐに河童橋に向かうつもりはありません。
徳沢に向かってしばらく歩くと、急坂があるのですが、そこを登りつめて、小さい川を渡ると、
長い下り坂があるんです。 そこを、

私は、『カツラの道』と呼んでいます。 
これは下りきったところから見上げたところですが、この辺り、いい匂いがするんです…。
いつもお話している、カツラの甘い匂いです。 この道をいつも2往復くらいします。^^;

『カツラ』の葉です。 
全ての葉が甘く匂うわけではないので、拾っては匂い、拾っては匂いの繰返し…。
10年前、一人で蝶ヶ岳に登った帰りのこと、ここを通った時に初めて気づいた甘い匂いに、「何だろう…。」って思いながら歩いていると、ふわふわの軽い素材の服を着た女性が、手をふわふわさせながら、私の横を「これはねぇ、カツラの匂いョォ~。」と云いながら通り過ぎたんです…。 今でも不思議な感じで思い出すのですが、カツラの精がふわりと横を駆けていった感じでした…。
それ以来、秋にはここへ来て、この『カツラ』の匂いを満喫しているんです…! 


急坂を下って、ちょっと開けた場所から見上げた『明神岳』。


そして、明神館の前をもう一度通って、そろそろ河童橋に向かいます。

途中で、

9月の中旬に咲き始める『アケボノシュスラン』が、咲き終わっていました。
去年は、5、6株しか咲いていなかったのですが、今年は、ざっと見ただけでも30株は咲いていたようです。 来年は、やっぱり9月にも来ようっと。


『ルイヨウショウマ』の実ですが、もう枯れかけています。 
でも、こういう姿を見るとホッとします。 あぁ、ちゃんと今年も咲けたんだね、って。
花を咲かせ、実をつけられたんだって。 誰にも採られなくて、良かった…。


『オオカメノキ』も綺麗に紅葉していました。

『ハウチワカエデ』の黄葉。 陽があたるとこんなに輝く! やっぱり「もっと光を!」なのだ。^^;

小梨平に到着。

小梨平の小川にかかる橋の上から、明神方向を眺めています。


小梨平のキャビンとカラマツ林。 ここの朝の景色もいいですよ。


『ヒロハヘビノボラズ』の実。 実になり始めは細いんですけど、この時期になるとこの通り。
ぷっくりとしています。 この小梨平には、たくさんの『ヒロハヘビノボラズ』があります。

小梨平キャンプ場内の小川。 秋色に包まれていました…。


カラマツの黄葉。 まだこの頃は緑と黄色が入り交じった時期。 
この後、どんどん黄色に変わっていって、陽射しを浴びて金色に輝き、落葉するんですよね。
落葉する頃、小梨平のベンチに寝転んで、ぱらぱらと音をたてて落ちて来るのを体で受けていました。 懐かしいなぁ。

さぁ、河童橋まで戻って来ました。

河童橋越しの焼岳も、時にはいいですよね。 たーーーくさんの観光客で大賑わいでした。


11:30。 河童橋からの穂高です。 朝眺めた初雪はもうなくなっていました。

混み始めた河童橋は早々に退散して、BTへ戻り、その後帝国ホテルにケーキを食べに行きました。
その様子は、次の(5)で。 
朝5時の段階で満車だった沢渡の駐車場がその後どうなっていたか、お楽しみに!


今回のおまけ。

『ヤマシャクヤク』の実です。 
『ヤマシャクヤク』が大好きな私。 実が生っているのを見るとホッとします。 うれしいです。 あぁ、この場所で、ちゃんと咲けたんだなぁって思えるから。
春に芽吹きを確かめ、蕾を愛で、花を待ちます。 今年は花を堪能するところまでは出来なかったけれど、実を見られたので、良かったです…! また、来年!!

10/13、上高地へ(3)

2013年11月09日 18時35分57秒 | 松本での生活の中で
ようやく上高地の谷に陽が差し始め、右岸を明神に向かいます。
トップの写真は、河童橋からの穂高。 欄干を入れて撮ってみました。


白樺荘さんの前を過ぎ、遊歩道に入ってしばらく歩いたところ。 林の向こうに朝陽が当たっています。

湿原を抜け、岳沢登山口の分岐に来ました。 ここの『ミネカエデ』の紅葉がお見事!


『サワダツ』の実。 上高地ではよく見かける低木ですけど、可愛い実で大好きです。^^


梓川に面したところに出ます。

ゴリラ岩の反対側ですが、わかりますか?

ここからは焼岳も見えます。

またしばらく林の中を歩きますが、紅葉の時期、好きな場所が、ここ。

ハウチワカエデの赤、ダケカンバの黄、針葉樹(種類はわかりませんが…)の緑が綺麗です!
そして、小さな橋を渡って、すぐにあるのが、

カツラの木。

近くにはカツラの黄葉がたくさん落ちていました。 今回の1枚目。


秋の陽射しを浴びた遊歩道。 どの辺か、わかります?

ここも定点地でした。 


林道と出会う手前だったかな。 ハウチワカエデが陽射しを受けて、輝いていました。

ダケカンバの黄葉も、葉を落とし始めていたけれど、綺麗でした!

林道では

ウリハダカエデの黄葉や

ハウチワカエデ。 1枚の葉の中に、赤や黄や緑まで乗せて、輝いています。

アップも。 


針葉樹の林にも黄葉の陽射しがあたっています。

明神手前の橋から。 この右側に、春になると1番に咲くミネザクラがあります。
また来年も愛らしいピンク色の花を咲かせてくれるのを楽しみにしているんです…!

ウリハダカエデの黄葉のトンネル!


穂高神社の鳥居前。 まだお昼前だったので、それほどの混み方ではありませんでした。

秋色の明神岳。 嘉門次小屋の看板も入れて。
なので、当然ですが…、

岩魚の塩焼きを戴きました。 相変わらず、美味しかったです!

小屋主の上條さんと焼き担当の木村君。 ご馳走さまでした。 
この日たくさん押寄せて来るお客様のために、たーーーくさんの岩魚が焼かれていました…。


嘉門次小屋の囲炉裏から立上る煙。 もう1回くらい来れるかなぁ…。



同じような黄葉の写真が多かったかもしれません…。 
でも、あの時の感動を思い出しながら選んでいたら、ついつい今回も枚数が多くなってしまいました。
次の(4)は、明神橋を渡って、左岸を河童橋まで帰ります。
良ければ、お楽しみに!