守谷民報 09年1月発行
ごあいさつ
世界と日本の歴史の激動を感じながら新しい年を迎えました。
昨年は日本共産党に大きな関心と期待が寄せられました。北関東ブロックの埼玉・茨城・群馬・栃木県のたたかいが、雇用でも後期高齢者医療制度でも、ムダな 公共事業をやめさせ自然環境をまもることでも、住民の運動と党の国会論戦の力によって大きく前進しました。みなさんのご奮闘・ご協力に心から感謝申し上げます。
いよいよ今年は総選挙の年です。
国民が安心して働き暮らせるルールある日本社会実現へ、いきづまった自民党政治を変える絶好のチャンスです。私たちは、「日本共産党の議席が増えれば必ず政治は 変えられる」ことを訴え、「北関東ブロックで1議席から2議席に倍加」するために全力でたたかいぬきます。
2009年1月
日本共産党北関東比例区予定候補 衆議院議員 塩川てつや
同 (茨城県委員長)田谷たけお
日本共産党守谷市議会議員 佐藤 弘子
12月議会の結果

☆一般質問の項は、質問した議員は○、しなかった議員は無印
☆請願*1は「ミニマムアクセス米の輸入停止を求める請願」
☆陳情*2は「第3次ごみ処理施設更新についての陳情」
に対しての賛否
○は賛成、×は反対
山田みえ子の市政ウォチング① 12月市議会傍聴記
2008年12月10日開会の第四回守谷市議会定例会の初日から傍聴した。
さて、12月10日午前10時に本会議場傍聴席に入った。しかし開会が告げられた
のは30分も過ぎてからだった。民主主義の国なら開始が遅れてる説明放送あってもいいんじゃないかな、と思いましたよ。官から民への説明一切不要の国もあるらしいが。現代の日本もそうなりつつあるのかな?
しかし守谷市の議会棟は、国会のようなりっぱな議場に完璧な空調設備、実に快適空間だ。これでは、真剣に市民の暮らし、政策を討議してもらわないと困る。 議員のみなさんは、通告順に又耒議長に指名され一般質問とやらを始めた。ほとんどの議員は今回の11月23日の市長と市議会議員補欠選挙の結果、議席獲得の会田市長と高梨議員に祝辞を述べた。祝辞言う必要あるのかな?疑問です。さて初日にもどるが、広域常総衛生組合の議員選びの投票がいきなり行われた。結果は佐藤弘子議員2票、山崎裕子議員1票、そしてなんとたった今議席を獲得したばかりの高梨恭子議員に16票という結果には、傍聴者としてはびっくりしました。新人議員にいきなり16人の票がはいるなんておかしな世界。
そのあと、市長の所信方針が終わり、議長の質疑の発言を促す言葉に真っ先に「はい、議長」と溌剌と手を挙げたのは共産党の佐藤弘子議員。やっぱりね共産党か、最初は。最初が肝心なのです。傍聴席は面白い。
【市長の所信方針に対する佐藤弘子議員の質疑】
佐藤 今回の市長選挙では、市民を無視した両候補者での空中戦、悪質不法ビラ合戦が見られた。我党(共産党)が一方の候補者を応援したなどの悪質な口コミ宣伝がなされ、大変な迷惑をこうむった。選挙管理員会は、このような選挙違反があったかどうか、どのように把握しているか聞きたい。
答 違法性が無かったとは言えない。
佐藤 市長は、水道料金の値下げを、市長選挙の公約にして今回当選されたが、多額の黒字がある中で年間六千円程度の値下げでなく、1万円位の値下げが来年度からすぐできるのではないか。
市長 企業努力をしてきたので、6千円位の値下げができるようになってきた。22年度から実施したい。
佐藤 子どもの医療費を無料にするという公約の中で「一部負担を除く」というのは、何のことか。
市長 自己負担分の600円を負担してもらうということである。
佐藤 所信表明の中で、街づくりが、障害者の立場に立ったことが触れられていない。障害者の施設の建替えが急務となっているが、建替えについての考えは無いのか。
市長 まだ報告できる段階ではないが、考えている。
佐藤 ごみ焼却場見直しについて触れられていない。機種見直しの考えは無いのか。
市長 先週、管理者会議を開き、今工事を中止している。コンサルト会社が倒産したため、作業と技術関係のコンサルを指名する予定である。
佐藤 今国会でも国民の間でも、自民・公明党の選挙目当てのバラマキ「定額給付金」が問題になっているが、市としてどのように対処するのか。
市長 詳しいことが国や県からもまだ来ていないので、なんとも言えない。
12月議会報告
平成20年度市議会第4回定例会が12月10日から22日の日程で開催されました。報告1件・諮問3件・議案15件・議員提出議案6件・陳情3件・請願2件が審議されました。陳情のうち、「公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する陳情書」は全会一致で採択されました。 補正予算が提出され、12 億6千3百44万円が補正されました。
佐藤弘子日本共産党市議会議員の一般質問の要旨は次の通りです。
【一般質問】
中小業者への融資保障について
佐藤 今年の年末は、不況の中で、守谷でも中小業者が大変な状況になっている。現在どのように対応しているか。また、信用保障料の利子の保証はどのようにしてきているか。さらに、融資枠の拡大の考えはないか。
答 茨城県信用保証協会保証の自治金融では、設備資金1000万円、運転資金500万円。振興金融では、2000万円の共同設備資金等の融資を行っている。市としては信用保証料0.8%の保証をしている。
佐藤 借りられた場合でも、先に保証料が20%差し引かれているが、そんな状況では業者は100%の対応ができなくて困っている。市が責任をもっ
て保障していくことは考えていないか。
答 20%差し引かれていることは知らなかった。現在の中では、国の制度を利用して対応していきたい。
佐藤 市でも独自に信用保証を作り、融資枠の拡大に取り組み、業者の相談に細かに対応していただきたい。
リフォーム条例の制定について
佐藤 私が前から提案していることですが、現在市内の中小零細業者に仕事が無い状況の中で、リフォーム制度は重要になってきている。近隣の龍ヶ崎市等では市民が市内の商工業者でリフォーム制度を活用し、3億円もの経済効果が出ている。守谷市でもリフォーム制度をつくり、市内のあらゆる業種の業者が少しでも仕事ができるようにするつもりはないか。
答 近隣の市でどのようになっているか調査してみたが、古河市、坂東市、つくばみらい市、境町、龍ヶ崎市等が実施している。古河市や境町は補助金を減額している。当守谷市では、近隣の状況や市の財政状況を考慮すると、今すぐに制度を作って実施することは考えていない。
佐藤 市内の中小零細業者は本当に仕事が無い状態がこの数ヶ月続いている。
今の状態の中では経済効果が大きいので、補正予算で至急考えていただきたい。
大型店舗撤退に、商工会等に働きかけてデリバリーシステムでの対応を
佐藤 みずき野団地のスーパーの撤退で、住民は毎日の生活で本当に困っている。生協なども対応しているが、それだけでは対応できない人も大勢いると聞いている。その人たちを救うための一方策として、デリバリーシステムを商工会とも連携して作ることは考えていないか。
答 商工会を通じて商工業者の意向を調整・打診してみたい。
佐藤 市が商工会・農協と連携して、公民館などの前に野菜の直売所を設置して市民が利用できるようにしたらどうか。
答 農協を通じて関係する所の意向も確認した上で、検討したい。
職員の労働衛生について
佐藤。過去5年間で、市の職員で休職している人はどのくらいいるのか。
答 休職は過去5年間で37名あった。内1ヶ月以上の休職は14名。1名が退職し、1名が死亡している。
佐藤 14名というのは少なくない数である。その中には1名亡くなられた方もいる。配置転換によるものではないのか。
答 配置転換によるものではない。
佐藤 市役所の中には、労働衛生委員会があるが、機能しているのか。
答 守谷市役所にもある。本人にも病院にかかるように勧めてきた。
市長 毎週水曜日はノー残業デーを設けて、環境を整えてきた。
佐藤 市の職員は約半分がパート労働者で、正規職員への仕事のしわ寄せが増えて、過酷な労働条件になっている。労働環境や配置転換などが職員の精神衛生上大きな負担になり、身体を壊すことにつながっているので、定員増も含め対応してほしい。
子どもの保険証を取り上げるな
佐藤 市内で保険証から資格証明書に切り替えられた子どものいる世帯が7世帯、子どもの数は13人もいて、医者にもかかれないでいる。児童憲章の点からいっても非常に問題がある。保護者が保険料を払えないといっても、子どもには責任が無いこと。教育長は、児童生徒に責任を持つ立場から、どのように考えているか。
教育長 それぞれの立場で検討しながら、保護者としての義務を果たしていく中で進めたいと思う。
答 本日の国会で(保険証の無い子どもの医療費を無料にする)法案が通り、4月1日から実施されることになったので、それで対応したい。国保税は納税が滞ると大変に難しいが、本当に困るようであれば窓口に来ていただきたい。
佐藤 窓口に行っても、保険料を払えない事情をこまごまと聞かれ、結果的に保険証から資格証明書に切り替えられたという人もいる。
答 相手方の話を聞いて対応している。よく話を聞いて、どうしても仕方が無いと言う人しか資格証明書を発行していない。
守谷の古代「ハス」を守れ
佐藤 守谷には、大賀ハスという古代ハスが群生していたが、住宅地が造成されるにしたがい無くなってしまった。そのことを知っている人が群生を取り戻したいと、株を増やしている。観光資源としてももっと計画的に増すためには市の取り組みも大事。
答 市で管理している池で2箇所生育している。敷地もあるので、市民が楽しめるようにしたい。
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