ベーグル屋ハルのおいしい時間

長野県上田市の「ベーグル屋ハル」から旬の話題をお届けします。

玄米と金井さん

2010-08-16 17:37:31 | Weblog
「困ったときはお互いさまですから」とは、HARUの玄米の契約農家、金井さんの言葉。

金井さんには、店でお客様にお召し上がりいただく玄米とは別に、規格外のお米を無償でいただいています。規格外のものが出るたびに送ってくださるので、正確に覚えていないのですが、年間200キロ以上にはなっていると思います。

このお米はどうしているかというと、池袋周辺で活動するホームレス支援団体「てのはし」さんに、ほぼ毎週届けているおにぎりに使っています。使いきれない分は、そのまま炊き出し用にお渡ししています。

おにぎりを届けはじめてもう一年ちょっとになりますが、長引く不況で、路上生活者の数はなかなか減らないようです。梅干おにぎり一個で、どれだけ満たされるものかわからないし、私たちの気休め的な活動かもしれませんが、金井さんのおかげで続けてくることができています。

この暑い夏、さらに金井さんは、その規格外のお米を、虫がわかないようにとわざわざ真空パックにして送ってくれています。「少しでもおいしく食べてもらいたいから」と。
一円にもならないどころか、その真空パックに使う丈夫な袋や、手間のことを思うと、彼の気持ちの温かさに感動してしまいます。
それは、他者に対する愛情でもあり、自分が育てたお米への愛情でもあるんですよね。


…そして、そんな彼の育てたお米を食べられる幸せ!
田んぼにお邪魔したり、お話を伺って、無農薬で育てる大変さ、有機認定の厳しさなどを知りました。玄米でまるごといただくからには、安全性と保存状態のよさも重要。HARUでお召し上がりいただいているお米は、本当に粒よりのお米なのです。

お盆休みで食生活が乱れたかも? というお客様は、ぜひ、お盆明けには金井さんの玄米ごはんを食べにいらしてくださいね! HARUは18日(水)から、通常営業いたします。
玄米も、1キロ単位で引き続き販売中。
炊いた玄米ご飯パックも、テイクアウトできるようになりました。
美肌と元気のために、ご利用ください!!

そして、お客様においしく食べていただくことが、金井さんの力にもなるわけですから…