中原聖乃の研究ブログ

研究成果や日々の生活の中で考えたことを発信していきます。

広島大学の自然エリア散策

2015-06-23 21:45:40 | 日記

 昨日は広島大学の授業に招かれて、一時間目に講義をしました。授業のタイトルは「マーシャル諸島核実験被害」です。授業が終わったあと、10時半からキャンパス内の中央にある自然の残るエリアを散策しました。自然エリアは大学建物に取り囲まれており、かなり広いようです。

 

 まずは、自然エリアの南にあるビオトープから歩き始めます。さっそく地図があるのですが・・・南が上になっています!この地図を見る人は北に向いていて、これから北に向かって歩くのですが、なぜか地図の上が南なのです。最近地下鉄の駅構内でも地図の上が東になったり南になったりしている地図を見かけますが、はっきりいって、分かりにくいです。遭難したらどうするんですか?地図は上が北です!

 気を取り直し、歩きます。ビオトープには、メダカ、オタマジャクシ、ザリガニ、シオカラトンボ、ハグロトンボ、糸トンボ…お花畑も広がりいい気持です。聞いたところでは絶滅危惧種も何種類かいるのだそうです。

 10分も歩くとぶどう池です。広大キャンパスはもともと戦後引き上げた人たちが開拓したところなのですが、この池は灌漑用のため池だったそうです。ぶどう池は野鳥観察エリアなのですが、今日は一羽も見えません。

 自然エリアを離れて少しキャンパス内を見学してみます。フェニックスセンター、アイソトープセンターなどがあります。このあたりは多くの野鳥が生息しているようで、ウシガエルの鳴き声と相まって、ウグイスや知らない鳥でうるさいほどです。

 いよいよ生態実験園です。生態実験園の入口には、ボックスがあり中には地図が置いてあるのですが、小動物のフンだらけです!二枚目をフンが付かないようにそ~っと引き抜きます。とある先生は、それは雨の日には野ねずみかなにかがここで雨宿りするんでしょう、ということでした。この生態実験園は宇素晴らしいです。ため池あり、湿地あり、小川あり。ウグイスの鳴き声を聞きながらの散策は贅沢な時間です。ところが、折れた松が道をふさいでいます。

 

 なんとか、通り抜けました。このあたりは、マムシも出るらしく注意喚起の張り紙が。スカートでの散策は少々危険かもしれません。写真をとりながら、植物を眺めながら、一周してちょうど一時間半。よい気分転換になりました。

 帰ってからいただいた『広島大学東広島キャンパス絵地図』を見ていて、上が南の地図の意味がわかりました。南を上にしてじ~っと眺めると「ミロのビーナス」に見えるんだそうです。確かに!見えましたよ。どなたが一番先にこのことに気づいて「売り」にしようと思ったんでしょうね。


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