2022年3月に京都大学出版会より出版された、稲村哲也・山極寿一・清水展・阿部健一編著『レジリエンス人類史』に寄稿しています。私は「強制移住先を「私の島」に―放射能汚染災害からコミュニティの創造へ」というテーマで、マーシャル諸島の核実験被害と福島の原発被害を比較しました。この本への執筆に加えていただいた阿部先生にはとても感謝しています。またこの本の稲村先生は名古屋時代には大変お世話になり、再びお目にかかれたことも、うれしい驚きでした。お手に取ってお読みいただけると幸いです。
この本の執筆にあたっては、編著の先生方による各草稿に対する丁寧なコメントや方向性に対するアドヴァイスがあり、諸先生方との座談会も開催され、活発な議論が展開されました。この時開催された座談会は、ウェブ上で無料でご覧いただけます。以下のサイト(総合地球環境学研究所ウェブサイト)の一番下に、座談会へのリンクがあります。
レジリエンス人類史 | 総合地球環境学研究所 (chikyu.ac.jp)
こうした本に携わることができたことは私の財産です。諸先生方、そして出版社の編集者の方に感謝します。