さとちゃんのダイアリー

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『七日間』

2018-05-12 08:58:00 | 日記・エッセイ・コラム
新聞の投書欄に掲載された、「妻が願った最期の『七日間』」という詩が話題になっていることを、皆さんはご存知ですか? 52年間、人生を共にし、先に旅立つことになってしまった奥様の願い。是非、読んでみてください。


『七日間』

神様お願い この病室から抜け出して
七日間の元気な時間をください

一日目には台所に立って 料理をいっぱい作りたい
あなたが好きな餃子や肉味噌
カレーもシチューも冷凍しておくわ

二日目には趣味の手作り 作りかけの手織りのマフラー
ミシンも踏んでバッグやポーチ 心残りがないほどいっぱい作る

三日目にはお片付け 私の好きな古布(こふ)や紅絹(もみ)
どれも思いが詰まったものだけど どなたか貰ってくださいね

四日目には愛犬連れて あなたとドライブに行こう
少し寒いけど箱根がいいかな 思い出の公園 手つなぎ歩く

五日目には子供や孫の 一年分の誕生会
ケーキもちゃんと11コ買ってプレゼントも用意しておくわ

六日目には友達集まって 憧れの女子会しましょ
お酒も少し飲みましょか そしてカラオケで十八番(おはこ)を歌うの

七日目にはあなたと二人きり 静かに部屋で過ごしましょ
大塚博堂のCDかけて ふたりの長いお話しましょう

神様お願い 七日間が終わったら
私はあなたに手を取られ乍(なが)ら
静かに静かに時の来るのを待つわ



皆さん、どうよ? 涙が出てきませんか?

旦那様は、次のように語られています。「体を半分持っていかれた感じですね。この悲しみを抜けるには、50年くらいかかるかなと。それまでは無理ですね。」大切な人を亡くしてしまった時の気持ちは、皆さん、同じかと思われます。


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