Nonsection Radical

撮影と本の空間

マルチメディアの時代

2013年07月24日 | Weblog
パソコンにCD-ROMドライブが装備され始めた頃、マルチメディアの時代が来たと言われたものだ。
中味はというと、CD-ROMに入っている動画や画像を音声とともに動いたり、クリックで変化が現われたり、ゲームであったりしたわけね。
おもにコドモ向けのものが初期に大量に発売されて、それがまたやたら高くて、1万円前後するものも多かった。
それでも秋葉原に専門店が出来たりして、様子見に行ったりしたものだ。
コドモ向けのは動く絵本的なものが多かったので、最初は物珍しさで買うのだが、お金が続かなくてだと思うが、すぐに下火になった。
中には自分でその手のソフトを作る人も出てきて、雑誌の付録などで遊んだものだった。
基本的にハードの性能も、ソフトの仕様も、現在と比べて非常に低くて、アイデアはあるが、それを表現する手段がないという人が苦心の末に作り出していたと言える。
それが今は、タブレット端末だ、スマホだと、夢のような性能の機械が手に入り、ソフトだってアニメーション作成とか数多くあるので、絵本やムービーなどを取り混ぜた「マルチメディアソフト」を簡単に作れる時代になった。
なのに個人が作る「作品」が話題になる事もない。
タブレット端末でコドモがクリックしたりして遊べると楽しいと思うのに、そう思う人は少ないのだろうか?
それともsatoboが知らないだけで、そういうソフトは出回っているのだろうか?
孫に遊ばせてみたいんだよね。
テレビやDVDをただ見るだけでなくて、自分の操作で何かアクションが起きて遊べるようなソフトで。
昔はマックにハイパーカードというソフトがあって、それでパラパラアニメや紙芝居的な遊べるソフトを自作して配布していた人も多くいたのに、今はそういうものはないのかな。
せっかくハードが進化して、土壌は整ったはずなのに、ユーザーばかりでクリエーターが出てこないのだったらつまらない。
今こそマルチメディアの時代到来だと思うんだけどねぇ。





和歌山市吉田から


大阪府枚方市桜町
コメント
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