周防教会・牧会ジャーナル

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12月20―26日

2015年12月27日 | 日記・エッセイ・コラム

クリスマス前夜。場所は常盤公園。行列が出来ているにも関わらず、観覧車乗り場のお姉さんが空のゴンドラを一つはさんでカップルたちを乗せる。粋な計らいや。そして僕らの番が来た。二人だけの観覧車。眼下にはイルミネーション。見つめ合う目と目。しかしイヴの夜、何しとんねん福ちゃんと。それから、一つ飛ばしの空ゴンドラは重量バランスやて。

 

 

12/20(日) うちのクリスマス祝会メニューと言えば毎年『周防三大鍋』。スキ焼と水炊きは定番で、三つ目はモツ鍋あるいはチゲ鍋(予算が無い時はうどんすき)。中でも「貧しい人ほど牛肉に飛びつく」というマーフィーの法則のごとくスキ焼が一番人気。案の定、牛肉がなくなったので差し入れの猪肉をこっそり入れたけれど、誰も気付いとらんやん。

 

21(月) 眠い目をこすりながら睡魔と戦いつつクリスマスカードを書き始めた。そして全て書き終えたのが朝の7時。でもまだ最後の戦いが残っている。郵便局の窓口が開くのが9時。それまで眠らず耐えぬくことが出来るか?書き終えた時に放出したアドレナリンの興奮継続時間を約30分として。あかん。もはや関ヶ原の戦いの宇喜多秀家状態や。

 

22(火) 一人で新幹線になど乗ったことがない母が山口に向かっている。またとないチャンスや。「駅に着いたら必ず中央口から出るんやで。もしも間違えたら会えんで」と念を押しておいた。母は人に尋ねながら、もともと一か所しかない新岩国の改札口から出てきた。母親をハメるなんて悪い息子やのう。尋ねられた人も戸惑ったことやろ。

 

23(水) 礼拝堂の正面に飾ってある『安心して行きなさい』と書かれた聖句の額を見た母が言った。「安心して、どこ行くんや?」「天国か?」。おそらく久米田教会でもこんな調子なんやろな。間違っても「洗礼を受けたい」なんて言い出すことはないと思うが・・・。おそらく八百万の神々が束になっても母を謙虚にすることなど出きんやろからな。

 

24(木) ほとんどの教会は今夜がキャンドル礼拝(イヴ礼拝とも言う)。うちはもう22日に開催済み。最近は家族・友人で24日にパーティーをする人たちも増えているから、イヴの夜を譲るというサービス精神。そう、教会はみんなに喜ばれてなんぼのもんや!・・・嘘です。ほんまは翌23日が休日なので、夜遅くまでドンチャン騒ぎするのが目的なだけ。

 

25(金) 年末ジャンボを買いそこねた。とは言ってもここ数年、懐具合からして買いたくとも買えんが。なによりも、雷に直撃されるのと同じ確率と言われる宝くじなので、最初から買う気になどなれない。前から思うんやが・・・皆さん。もしも家族の葬儀の最中に「一等が当たった」という知らせが入ったら・・・やっぱり興奮するやろか?などと考えるクリスマス。

 

26(土) 欲しかった戸川幸夫動物文学全十五巻をオークションで手に入れた。宝くじよりも嬉しい。「生きているうちに読めるかな」と心配していた世界動物文学全三十巻も既に十四巻目に突入。やっぱ好きな本は進むなあ。先日買った堀江有里著『レズビアンという生き方』も生きているうちに読まにゃいかん。十四巻目が終わった後に割り込ませるか。

 

おまけ

せっかくキレイな写メを撮ろうと思ったのに。福ちゃん入るか!