周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

12月13―19日

2009年12月20日 | 日記・エッセイ・コラム

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子供の頃、散髪した後の頭を見た近所のおばちゃんたちは口々に「まあ、男前になって!」と言ってくれた。これは一種の慣わしみたいなもんで、どんな悲惨な花嫁さんを見ても「わあ、きれい!」と言ってくれる女友達みたいなもんや。これは伐採が終わって、すっかり男前(ギンナン出きるから女前か?)になったイチョウの木です。

12/13(日) 駐車場の30%を占領しているイチョウの枝。処理の見通しがつかぬまま作業を始めたが、やっているうちに結構面白くなってきた。「山ん中でこんなふうに薪割って冬支度をするような暮らしがしてみたいなあ」と言うと、家族らは(一人でご自由にどうぞ)とでも言いたげな顔つきで黙々と枝の処理をしていた。

14(月) 山口市内に住む、元うちの教会員から「たまには訪ねて来て!」と言われ続けていたので(スッキリして新年を迎えるためにも年内に厄祓いしておくか)と、ご機嫌伺いに施設へ。「まだ生きとったんか?脳性マヒの生存記録をまた更新やな」と言って訪ねて行った丸田さんの手はプニプニして驚くほど柔らかかった。

15(火) 数年前、由宇温泉でサウナを出た後、しばらく動けなくなってしまったことがある。一緒に入っていた同年代風の見知らぬ人と無言で我慢比べをしてしまったのが原因やった。今日再び見知らぬ人と長湯の我慢比べをしてしまった。ただその人たちは僕が張り合っていたことに気付いてくれていたかどうかが不明なんよね。

16(水) 半分に切られたイチョウのてっぺんが、ちょうど丸い腰掛のようになっている。まるで「どうぞお座りください」と招いているようなので「それではお邪魔を」と、夜中に登って座ってみた。おお!想像していた以上になかなかええ座り心地や。三階くらいの高さやが、せめて後3mほど高かったらもっと眺めが良かったのになあ。

17(木) クリスマスまでにケリをつける!という目標の枝処理やったが、なんと夕方までに片付いた。うちの女性陣が暇をみてはコツコツと作業してくれていたし、今日は巡査部長も加わって一気に終了。ところでこの大量の薪どうしたもんか…。「魔除けの御神木」とか書いて年末商戦のドサクサに紛れて売りさばけんかのう。

18(金) 下松SAの食券販売機でキツネうどんとイナリ寿司を買ったはずが、番号を呼ばれて取りに行ったらトレイの上には肉うどんとおにぎり。機械が故障しているに違いないと確かめたところ、品名表示ボタンの一つ上を押していた自分の間違いに気付く。こういう失敗をするというのは歳を取ってきた証拠かもしれんな。

19(土) 素朴な疑問がわいたのは、やや冷めてきた湯舟に熱い湯を足している時やった。外気なら±5度前後の差なんてどうってことないのに、なんで風呂の湯は2度も違うと我慢ができんのやろ?まあ、そんなことはどうでもええ。僕は39度ほどの温めが好きで、夏は37度。ちゃんと覚えといてね。いったい誰に言うとんねん?