さっと

東北・秋田県南での田舎くらし

最悪な「彼岸」のお膳・・・

2009-09-20 07:05:43 | くらし
 この「彼岸」はサンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、煩悩と迷いの世界である「此岸(しがん)」にある者が、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の修行をする事で「悟りの世界」すなわち「彼岸(ひがん)」の境地へ到達することが出来るというもので、太陽が真東から上がって真西に沈む昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていた。
 彼岸会とは、お寺で故人の供養をすると同時に「六波羅密」の教えを会得する大事な行事で、他の仏教国にはあまり見られない行事。古来の民俗信仰とも深く結びついた「盂蘭盆会」や「施餓鬼会」と共に仏教の年中行事の中でも最も一般的に盛んに行われている。

お彼岸の期間(それぞれの初日を「彼岸の入り」終日を「彼岸のあけ」といい春分の日、秋分の日を「お中日」という。)
●春彼岸 : 毎年3月の春分の日をはさんで前後3日合計7日間
●秋彼岸 : 毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日合計7日間
*** 2009年秋のお彼岸の日程 ***
彼岸入り:9月20日 お中日 :9月23日(秋分の日) 彼岸明け:9月26日

お彼岸の迎え方・準備
●お仏壇や仏具と、お墓の掃除
●供花やお供えの準備(果物・菓子などの他、精進料理・・・春は、牡丹の花にちなんで牡丹餅と言い、秋は、萩の花にちなんでおはぎと言う。

お墓参り
事前にお寺様または霊園の管理事務所等に卒塔婆(宗派によっては不用のところも)を依頼する。なお、お墓参りは、家族みんなで。(お墓は家族全員でお守りしていくべきもので、両親がご先祖様を祀る姿は後の世代に受け継がれてゆくという考え方から。)
【持ち物】 ※予め用意 お線香、、ろうそく、マッチ (ライター)、お花 (昔は“しきみ”が主、最近では四季折々のお花をお供えする方が多い)、お供物 (お菓子や果物、故人の好きだったもの等)
【お掃除】 お墓参りに行ったら(行く前に・・・じゃ、ないのかなぁ?)まず、お墓の清掃。雑草が生えていたり、ゴミが散らばっていたりしては仏様に申し訳がないから。墓石は水をかけて洗い流し、水鉢や花立・香立てはゴミがつまりやすので丁寧に。墓石の彫刻部分は、歯ブラシで細かい汚れを落とし、洗い流したらタオル等で水気を拭きとる。
【お供え】 お菓子や果物は直接置かず二つ折りした半紙の上に置き、水鉢にきれいな水を入れ、花立てに花の長さを整えて。

仏様のお膳は、その家の食生活がモロに出てきます。今回、仕事への往復以外は、ほとんど寝たきりの生活だったため、お膳にのせる物がなく、ご飯以外はインチキな品なので、画像が添付できないという状態になっちゃいました。ご先祖様、ごめんなさい!

コメント
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