さっと

東北・秋田県南での田舎くらし

「進歩」か「退廃」か

2008-11-04 11:20:50 | くらし
どんどん町並みがきれいになっていく。今日、職場に顔出しの往復部のミチの両側にも便利な施設が、次々と増えていた。物も、昭和の・戦後の“次々と、物を求めるために収入を得て、暮らしていた”そのころの製品を次々と“家の中の整理”として捨てるほどに溢れている。

先祖にあたる・・・本当に苦労しただけで、このおいしさを知らずに亡くなっていった方々、この便利さ・技術を受け取れずに亡くなってしまった方々、あなた方・一人一人の歩みがあったからこそ今の便利さがあるのだと思うと、とてもありがたいと思う。
けれども、本当に今のこのままでよいものだろうか?どんどん「しぇやみ」の方向に進んでいる気がする。衣類の修理・ボタン付けひとつでさえもすることなしに新しい製品を求め、おいしいものを求めて食べ・残し・捨て、暑さ寒さから守ってくれる家に住み、いろんな便利な電化製品に囲まれて生きている自分。
戦争中の人々の映画がどんどん放送され、一方では、ジャパネット・・・とか、日本信販・・・とかで華々しい宣伝を見てばかりいるから、こんなことを思うのだろうか?
このごろ、一般消耗品以外は、欲しいと思わなくなって・・・欲求が無くなってきている。ただし、私の一番大きな問題は、野菜などの食材も「傷めてしまうところや部分の方が多いから・・・。」と、購入しないで一日を過ごしてしまうことだ。自給しなくなってしまった今の我が家では、食品だけはきちんと購入しないと、どんどん栄養失調で身体が「こけていく」のみなのである。
「進歩」や「退廃」なんて大げさなことを述べるよりも、今、本当の活き方・生きて行くために摂取する食品を、ほどほどの量と種類を選んで購入することのほうが大切なのだろう。

コメント
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