写真家土門拳は、昭和時代に活躍した日本を代表する写真家です。写実主義に立脚した報道写真家でもあり、日本の著名人をリアリティに撮られたものや、ポートレートやスナップ写真、寺院、仏像などの伝統文化財の撮影を多く手掛け、第2次世界大戦後「広島の子どもたち」など併せて日本を代表する写真家と知れ渡った。
土門拳は酒田市に生まれたが7歳で東京に移住、その2年後には神奈川県に一家で移り住んでいる。その頃から絵画に興味を持ち始め、土器や石器の収集や三味線の弟子入り、農民運動にも参加し検挙される事もした。そんな中から、遠縁にあたる宮内幸太郎の写真場に内弟子として住み込み写真の基礎を学んでいった。
土門拳の代表作、写真集「古寺巡礼」が発刊され話題を呼んだ。実物より実物に近いと話題となり、一気に土門拳の名は広まった。
土門拳は昭和49年に酒田市名誉市民第一号に議決された。その時、同氏より酒田市に77万点の作品全部が寄贈され、それを受けて酒田市は個人の写真展示館として世界最初の写真展示館を10年後にオープンさせた。
その土門拳記念館は歴史的・文化的価値がある近代建築を選定するDOCOMOMO(ドコモモ)「日本におけるモダン、ムーブメントの建築」に選ばれた。DOCOMOMOは近代建築の保存に取り組む国際的学術組織で80か国の地域が参加して活動している。
名誉なことである。
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