連日、晴天のダシ風(東より)が風が吹いている。稲は穂ばらみ期に入り出穂まであと少しとなった。この晴天と乾いたダシ風は、稲の草丈を伸ばさず、稲体を硬くし病虫害にも強いものになる。稲にとっての一番大事な時期に好条件な気象となった。
今後のきめ細かな水管理次第で根の活力が維持され、登塾歩合や品質、食味に大きな影響を与える。溜め水は根腐れの引金となり、乾きすぎれば根を痛めてしまうことになるので、デリケートな間断灌水が要求される。天候との駆け引きが始まるのだ。
酒田農業技術普及課によれば、草丈は平年並み、茎数はやや少なく、䈎色は濃く、葉齢は平年並みから2日遅れで、出穂は8月上旬と予想している。
農業は天候に左右されるやっかいなものだが、異常天候さえなければ、稲作は今の所、収穫に期待がもてる。しかし、豊作は過剰米を生み出し、価格の低落を招く。豊作が単純に喜べない矛盾を抱えた不安定な農政に大きな決断がいる。
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