とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

条例のたばこ規制に疑問

2012年08月01日 | インポート

002 昨日の山形新聞「私の主張」に、山形市の高橋さんが「県のたばこ規制に疑問」との投稿が載っていた。心が広く、人間を信じている優しさが、にじみ出た言葉で散りばめられていた。
 そもそもたばこは、種子島に鉄砲とともに日本に伝わったと言われている。ザビエルの上陸の時、ポルトガル人船員の喫煙で広まったものらしい。ストレス解消や、ちょっと一服して考える、間を持たせる時などには威力を発揮するのだが、常習性が付きまとう。
 喫煙の害は世界の定説である。たばこには「喫煙はあなたにとって脳卒中の危険を高めます。人により程度は異なりますが、ニコチンにより喫煙の依存が生じます」の注意書きがある。
 受動喫煙で受ける、不快感や健康被害は人権侵害であり、ヤ二で汚れる部屋、火災事案にもなりうる不始末やポイ捨て等の環境美化への懸念など不良な事柄ばかりである。
 厚生労働省は平成22年2月に都道府県に対し、「公共の場では原則全面禁煙」の打ち出しを受けて、山形県も「受動喫煙防止条例」の検討を始めたものである。
 喫煙の自由もある。人に迷惑をかけないマナーは当然であるが、それを、しっかり身につけることが法令順守の精神に通ずる大事なことである。隣の人に「吸ってもいいですか」の声掛けも心の通う人との付き合いである。
 条例で縛る無機的な野暮は止めた方がいい。高橋さんに賛成だ。

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