とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

酒田港の売り込み

2007年12月22日 | インポート

Photo  トヨタ自動車の子会社であるセントラル自動車が、神奈川県相模原市から宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に本社機能をあわせた工場が2010年の秋までに移転する事が決まった。山形県とは、目と鼻の先の仙台北部中核工業団地に10万坪の工場が建つことになった。
 当初の生産台数は、年12万台である。やがては30万台を目標にしていると言われている。未確認情報ながら、輸出向けの左ハンドルで、3000人の従業員で雇用も発生するのではないかと言われている。出荷額が6~7000億円から1兆円規模の工場が近くに誘致されることは、世紀のチャンス到来である。山形県が、これにどう関わっていけるのか、今が大事な場面である。
 12万台の自動車を、どこから出荷するのか。私にとっては一番の気がかりである。ウエストラインを使った酒田港からの積み出しが出来ないのか。齋藤知事に単独で乗り込んで、思いを伝えた。齋藤知事は、早速セントラル自動車の社長と面談して、提案してくれた。ライバル港は、いっぱいある。これからが正念場となる。
 秋田港では、すでに売り込みを始めている。東北地方整備局の「環日本海シーアンドレール構想」を実証に移し、来年1月下旬頃に、仙台臨海鉄道から、JR線を使い秋田臨海鉄道で秋田北港までコンテナ輸送の実証実験を行うことを決めている。これは、ウラジオストクなどのロシア沿海州向けである。地の利は、絶対的に酒田港が近い。ウエストラインのインフラをどう克服するかが、大きな課題だ。
 「泰平の眠りを覚ます上喜撰 たった四杯で 夜も眠れず」  黒船の出現である。

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