『鬼手 世田谷駐在刑事・小林健』 濱嘉之

2012年09月17日 21時35分45秒 | 読書
三連休の終わりです。



「日本有数の高級住宅地にある学園前駐在所を守るのは、山手西警察署の小林健だ。彼が全国に名を馳せる暴力団捜査のエキスパート“鬼コバ”であることは、まだあまり知られていない―持ち前の機動力と情報力で、芸能人やIT長者と暴力団の繋がりを摘発した小林が遂に挑んだのは、未解決の「一家殺人事件」だった。 」(BOOKデータベースより)


また私の好きな警察小説です。
とはいっても、今回は異色の主人公で、駐在勤務の警察官が主人公。
世に言う、駐在さん。
だが、その正体は全国でも有数の暴力団捜査官である小林。
その小林が世田谷を舞台に起きた様々な事件を解決していきます。
世田谷といえば高級住宅街。
芸能人や暴力団といった人たちも多く住んでいる(らしい)。
そんななかでの事件ということで、あんまり他の警察小説見たいは派手な事件ではなくて、濱嘉之らしいねちっこい捜査により解決していきます。

いろんな捜査手法を教えてくれている半面、なんかこうハラハラドキドキするような展開が少なくて残念。
リアルな警察なのかもしれないけど、もっとひきつけるような展開がほしいかったな。

★★★☆☆

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