『不正侵入』 笹本稜平

2012年06月21日 18時28分19秒 | 読書
台風のおかげで一晩会社で過ごしました。



「警視庁組織犯罪対策部の刑事・秋川は、自殺とされた旧友の死に不審を覚える。彼の妻から「夫を殺した連中に狙われている」との電話が―。直後、彼女は謎の失踪を遂げた!独自の捜査を始めた秋川の前に立ちはだかる検察の影、背後で暗躍する暴力団組織…。さらに浮かび上がってきた、四年前の殺人事件の真相とは?一刑事が巨悪に迫る、警察小説の新たな傑作。 」(BOOKデータベースより)


どんな話といえばいいんでしょう。
まあ、不正侵入ってのはおそらくインターネットによるハッキングを指しています。
いわゆるネット犯罪。
ただ、メインの話となるとそこじゃないのかな。
自殺した有森の妻の失踪、それにまつわる様々な不可解な事件。
その辺を一体として話は進んでいきます。
そしてそれだけじゃなく、背後にある巨悪。

ページ数が600ぐらいで、割と長いほうの話になるんだけど、それ以上に読むのに時間がかかった印象。
ちゃんと読まないとわからなくなりそうで。さまざまな事件が絡んできて多くの人が出てきます。

すっきりしたぶぶんともやもやしたところと。
まあ、いろいろありますが。警察小説とネット犯罪。うまく書いてると思います。


★★★☆☆

next...「傍聞き」長岡 弘樹
患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。まったく予想のつかない展開と、人間ドラマが見事に融合した4編。表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞。(
BOOKデータベースより)

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