『別冊 図書館戦争Ⅱ』 有川浩

2011年11月17日 21時08分04秒 | 有川浩
一気に読んじゃいました。



「“タイムマシンがあったらいつに戻りたい?”という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。黙々と仕事をしている副隊長の緒形に、郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えた―「…大学の頃、かな」。未来が真っ白だった無垢な時代。年をとるごとに鮮やかさを増す、愛しき日々。平凡な大学生であった緒形は、なぜ本を守る図書隊員となったのか!?過去と未来の恋を鮮やかに描く、シリーズ番外編第2弾。」(bookデータベースより)


まりえちゃんと小牧が長年の関係を経て結ばれ、
郁と堂上が王子様を乗り越えて結ばれ、
最後までいがみ合ってるのが手塚と柴崎です。


最初から読んでない人にはもうだいぶネタばれしっちゃってますよね。
まあでもシリーズものを紹介してたらネタばれなりますよ。

でもネタばれても面白いからいいじゃん。


今回は美人な柴崎がストーカーに狙われます。
今まで十分ストーカーに狙われていましたが、それ以上のストーカーで、しかも悪質です。
柴崎は強がりながらも徐々に疲弊していって・・・。まああとはご想像のとおり。


俺はなんか柴崎に共感しちゃいまして。
なかなか素が出せなくて仮面ばっかかぶっている柴崎。
頼りたいのに頑張っちゃって頼れない。

それに、郁たちの関係がうらやましくて。
本気で信頼できて、ばか騒ぎができて、困った時は本気で助けに行く。
そんな仲間がうらやましくて、一員になりたくて。
でも自分に自信が持てなくて。

そんな感情にさせてくれる作品だから読んでて心地よい。

友情と恋愛と、それを超えた信頼とを感じられるよい作品でした。


★★★★☆

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