『ひなた弁当』 山本甲士

2013年07月12日 18時40分26秒 | 読書
何この暑さ。ただ今の室温37度。



「五十歳を目前に会社からリストラされた芦溝良郎は、妻や娘からも愛想をつかされ居場所を失う。リストラに仕組まれた罠を知っても、自信も誇りもない男に立ち上がる気力はなかった。ある日、隣近所の手前、出勤しているふりをして立ち寄った公園のベンチで、良郎にひとつのアイディアが閃く。良郎が手にした「生き抜くすべ」とは。 」(BOOKデータベースより)

リストラされた中年男性の話。
途中までは、ただのハッピーエンド小説かと思って、あぁ★3つコースだなって思ってました。
実際そうしますけどw

芦溝は50歳を目前にして、長年務めた住宅系の会社からリストラされる。
芦溝は浪人生の娘に気を使い、普通に通勤しているように朝スーツを着て出かけては、日中公園や図書館で過ごす日々だった。

ある日、芦溝は公園でドングリ拾いをしている母子を見つける。
そのとき芦溝は、どんぐりも食べれるのではないかと思い始める。(この時点で、この作品は際物かと思い始める)
何種類かのドングリを拾って家に持ち帰り、インターネットで調べて調理してみると案外おいしいことに気付いた芦溝は、そのほかにも道端に生えている野草も食べれるということに気付き始めるのだった。
それ以降、芦溝は日中スーツでドングリや野草を集めては調理をする日々を過ごしていた。

そして芦溝はあることをひらめくのだった。



こうもうまいこといくか!
と投げ出したくもなります。
まあ、小説なのでいいですけど。

いろいろと日和見主義なところもありますが、それでも面白く読めると思います。
納得いかないところもありますが。

ちょっと紹介短めですいません。。

★★★☆☆

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