『完全なる首長竜の日』 乾緑郎

2013年07月10日 21時11分21秒 | 読書
やる気のない作品は紹介が遅くなります。



「第9回『このミス』大賞受賞作品。植物状態になった患者とコミュニケートできる医療器具「SCインターフェース」が開発された。少女漫画家の淳美は、自殺未遂により意識不明の弟の浩市と対話を続ける。「なぜ自殺を図ったのか」という淳美の問いに、浩市は答えることなく月日は過ぎていた。弟の記憶を探るうち、淳美の周囲で不可思議な出来事が起こり―。衝撃の結末と静謐な余韻が胸を打つ。」(BOOKデータベースより)

西湘コーマワークセンターには、日本で唯一「SCインターフェイス」が設置されている医療機関。
「SCインターフェイス」によって、植物状態になった患者とコミュニケーション、いわゆるセンシングができる。
それは脳と脳を特殊な装置でつなぐことによって、共通の意識世界に入ることができるのである。

淳美は、飛び降り自殺により意識不明となった弟の浩市とコミュニケーションを取るために幾度となく西湘コーマワークセンターに通っているのであった。

そんな淳美は、日常生活でもセンシングを行っているかのような状態にしばしばなるようになる。
センシングを行っている人は、ときに不安定になることがあるのだ。

センシングを通じて、淳美は衝撃の事実を見つけるのだった。



あんまり納得してないんですよ。
ということで紹介が遅れましたが、だいぶ前に読み終わってました。
こういったSFの世界には時としてわけわからない描写が付き物ですけど、この作品も読者を混乱させます。
これは現実の世界なのか、それともセンシングしているのか。
あんまり書くと面白くなくなるので書きませんが、あんまりでした。
首長竜の意味合いが今一つ分からないし。

★★☆☆☆

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