『喫茶店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』 岡崎琢磨

2012年11月06日 20時01分24秒 | 読書
朝起きるのがつらい時期です。



「京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ・切間美星だ。美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしていく。だが美星には、秘められた過去があり―。軽妙な会話とキャラが炸裂する鮮烈なデビュー作。 」(BOOKデータベースより)

以前紹介した、『ビブリア古書堂の事件手帖』に少し似た雰囲気がありますね。
喫茶店タレーランのバリスタである切間美星がさまざまな謎を解決していきます。
主人公は大学生のアオヤマ。かれがなかなかとんちんかんな推理をして、それを美星が訂正していくのが主なストーリー。
人物がのんびりした感じである点を除けば、案外本格ミステリといっていい作品なんでしょうか。

全体的に読んでいて心地いいです。
人も死なないし。
それにおいしいコーヒーが飲みたくなります。

自分的には最後の章があんまり納得できないというか。。。
まあ、いいんですけど。
すっきりしないよね。

ということです。

★★★☆☆

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