『警視庁情報官 シークレット・オフィサー』 濱嘉之

2011年01月10日 21時41分48秒 | 読書
近頃ほんとに寒いです



警視庁情報室。それは警視庁が秘密裏に組織した情報部門のプロ集団である。情報室へ舞い込んだ一通の怪文書。エース情報官・黒田は、抜群の情報収集力と分析力で、政・官・財界そして世界的な宗教団体までもが絡む一大犯罪の疑惑を嗅ぎつけるが…。公安出身の著者による迫真の「インテリジェンス」小説。(講談社文庫)

「情報ってのは結局、『人』と『センス』なんだよ」
「警察組織の心臓部で極秘情報捜査に携わってきた著者。はびこる『悪の顔』、それを追う『警察の顔』を、かつてこれほど生々しい輪郭をもって描いた小説はあっただろうか。」

帯から引用しました。

まさにその通り。
この話はフィクションで会って、どこまで確かな情報かは知る由もないけど、警察という組織に興味を持っている人であればこの作品は面白いはず!
情報捜査の末、逮捕に導くまでの詳細な描写はかなりリアルな感じが出ていたし、逮捕の場面はあっけなかったけど、そんな手法もありなんだなって納得。
警視庁、恐るべし!っていう内容の本です。

★★★☆☆