葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

10月21日(月)のつぶやき

2013年10月22日 | ノンジャンル

葬儀のマナー本ってのがある。往々にして内容は適当で実践的じゃないんだが、なんでなのかって理由を話しておきたいと思う。

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そもそも、マナーってのは地域性や特定の集団で共有されるもので、過度に一般化することは出来ないもんだ。その集団には集団の固有のマナー・様式がある。

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一番分かりやすいのは国のレベルが違うと、マナー・様式は異なる。エチケットとか言い換えてもいいけど基本はこうしましょうって事よりも「禁」の塊だ。

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こういう時に、こう言う事をしてはいけません。すなわち「するべからず」と「~は禁ずる」って事だ。そういうのを避けると、こうするのが一番無難ってのが出来てくる。

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すなわち、マナーってのが、その場、その集団では、何を禁止されていて、どうして禁止されているのかを理解してないと「マナー」なんてのは解釈できない。

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解釈するって、自分で言って・・割と言い表現だと思った。マナーってのは解釈するものな気がする。解釈して行動する様式。

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そんでもって、解釈する内容は往々にして言外の事も多いので、結局は実践経験に基づいてないと、突っ込みどころが満載になる。

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礼法とか作法ってのも、決ってはいるけれど・・どう取り扱うかが実践にまかされているの同じなんだよなぁ。

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現場の人間、実際に行っている人間にマナーを聞いて書いてるわけじゃないので、そりゃ現実とはかけ離れたものになる。マナー本ってそういう事さ。

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そうそう、机上と現実の問題が離れ離れになった問題は身近にもあった。書類上は後見人ってのが親族以外で、死亡届の届出人になれるんだが、やっぱりというか予想通り、役所がゴネるわけだ、「照明資料をだしてください」「本当にこの人が現在後見人の証明が無いので・・」と

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裁判所で発行した、証明する書類があるはずで、それを持ってきて下さい、コピーはダメです、改ざんの恐れがあるので。。」で、なんて言う書類ですかと聞くと「名称までは分からない」とかちんぷんかんぷんの答えなのです。

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法律や規定では、後見人が死亡届を出せるってなってますけど・・実際やると大変よ、役所がなかなか受理してくれないから、だったら親族に頭さげて書いてもらったほうがよっぽど楽なんです。

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そういう風に、現実と机上の話が乖離するなんてのは珍しくないから・・やっぱりちゃんとフィールドワークというか、せめて一次情報にあたる手間は惜しんじゃいけない。

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10月19日(土)のつぶやき

2013年10月20日 | ノンジャンル

亡くなった人は自分の大事な家族であり、友にとっては友人であり、会社にあっては先輩であり、同窓にとってはいつまでも同級生であり、趣味の会にとっては同志であったりする。だからさ葬儀ってのある程度決った形が必要なんだ。それが「儀」だから。

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遺体が朽ちて行く様が怖いとか、命ってのはなんだとか、そういう根源的なことをちょっとでもいいからわかってないと、葬るって事の儀礼なんかわかるわけがないと思うんだ。

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昨日はネットで見かけた、葬儀に関する学生の論文を読み漁っていたんだけど、全然的外れなのね、社会的な死とか、一人称とか三人称の死とか、集団と個におけるなんちゃらとか・・・そうじゃないんだ、「死」ってのは根源的に怖いんだ。

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葬儀の服装マナーってのも、葬りが「仏式」で行われて「日本風」が正式とされているから、洋装だとまだつじつまが合わないだけ、殺生を連想させるから皮はダメとか、キラキラはダメとかってのは和装だとまずない事なんだ。今は洋装のほうが普通だから、洋装としての服装コードに準じればいい。

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葬儀の服装コードで、女性の靴は皮はさけるってのは昭和50年代ぐらいまでは普通に書いてあった。でもさ、黒靴で皮じゃないのなんか、今時あんまりないじゃない。そしたらそれは服装の変遷であって、そこを自分で解釈していかないといけない。

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戒名とかの問題もそう、戒名はいるとか要らないとかって話も「戒名」独自の文化じゃないからね。日本ではお名前を頂くってのは、その道に入る時の儀礼だったっりする。書道とか華道なんかじゃ名前別の名乗でしょ、そんときゃちゃんと習って、師匠にお礼はらってならって、最終的にお名前を頂く。

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そういう、お名前を頂く文化その物を戒名否定するんだったら、否定しなきゃいけない。でもそうじゃないでしょ、批判論の主題は「そんなもん金が惜しいだろ」だから、ちゃんと別モノを用意しなきゃいけないんだけど、批判者は用意してくれていない、否定しっぱなし、やりっぱなし。

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基本ひとが好きでやってて、お金つかっているような事はさ、ほっとくのが礼儀。遠慮ってのも礼儀の一つなんだ。わかんなかったら距離を置く。不勉強ですいません、不信心ですいませんってのは世の中をみんなで上手くやっていく為の知恵。

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分かんない事は、「すいません」ってのが文化で、ルールだったはずなのに・・いつの間にか、「は、何を俺様に分かんない事いってんの?バカじゃないの」が基本になった。そしたらさ、ギスギスするしかないじゃん。世の中回らないって。

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10月17日(木)のつぶやき

2013年10月18日 | ノンジャンル

経営者の仕事は、というか、仕事というものの目標は一つしかありません。「取り扱うモノ・コトの品質をあげる事」です。品質ってのは、より手に入りやすくとか、より便利とか、より低価格とかなんでもいいけど、「より良い事」より不良が少ないってのも、大事。それ以外は雑音なのです

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精神論もいいけど、品質には叶わない。作ったモノ、やった事は現実にそこに残る。精神は見えないし、わからない、ウソをつくかもしれない。

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@gakesitano_poyo そういう人たちって、コスト的に収益をあげる段階までスムーズに集客できるのでしょうか?


おとといは近所の葬儀場で知らない方だけど
お葬式やってて、数日前にはやなせさんが死んで。
3年前に母が死んで、15年前に祖母が死んで。
けど、世の中は回ってるんだな。だからこそ。
だからこそ、自分自身の為だけに生きるなんて虚しいよ。
例えみんな考えは違っても、良い未来を遺そう。志

佐藤葬祭 佐藤信顕さんがリツイート | 1 RT


10月15日(火)のつぶやき

2013年10月16日 | ノンジャンル

ちらっと気になって、世界各国のGDPを調べたんだがアメリカの規模がでかすぎて驚愕。日本の3倍、中国の2倍はある。アメリカが破たんしたら尋常じゃない事になる。


なぜ葬儀業界ではゼクシィ型のプラットフォーム情報誌が作れなかったのか?という考察をしてみよう。


まず、市場規模が小さい可能性があるので、調べてみる。ブライダル2兆7,480億円(矢野経済研究所2011/2010年の市場)。葬儀1兆7,389 億 葬祭ビジネス市場に関する調査結果2010 /2009年の市場。二人で一人分だとするとまあこんなもん?


でも、一生に一回で考えると結婚式も葬式も同じだから大分違うなぁ。


付加価値の生産性でいくと、大分違う。夜中も動く事を考えると単位時間当たりの生産性に4倍近くの差がある。


仮説、その一 「葬儀業界は儲かんないから、情報誌型ビジネスがが出来ない」


とりあえず労働分配率をくらべてみよう。『TKC経営指標』速報版(サービス業)葬儀をみると44.6%んで、ブライダル業界の数字がみつからない。こまったいきなり頓挫。


というわけで現象面から考察、実際葬儀用の情報誌ってのも何種類か発刊された、しかしその全てが廃刊というか実際には無くなっている、もしくは商売になっていない。


ゼクシィのようなスタイルではないが、葬儀の場合ネット系の送客サイトは元気だ、ブライダルではどうなんだろう、ねっとで式場選びをするカップルも多いと聞くから同じようなもんだろう。


 葬儀とブライダルの違いは、いままでは地域性ってのが一番大きかったろう、結婚式は多少離れてもお客様が行って行うものだが、葬儀は自宅及びその周辺で行うっていう出張型のサービスだ。来客型のサービスとはかなり異なる。


こういう業界的にマニアックな事は、人気ないなぁw

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っていうか、うすうす分かってるんだけど、葬儀業界は儲からないの見えてるからリクルートさんも手を出さなかったんだろうってのは感覚的にわかってる。それをどう論証しようかってのが今回のテーマ。


葬儀とブライダル系の一番の利益構造の違いは、拘束時間(運営時間)と単価の関係だと思う。単価が半分で労働時間が倍かかるとすると同じような利益を生むしくみでも、おのずと出る利益の頭、売上げの限界が決っていく。


あと、口コミ力もちがっている、「祝(ハレ)」の方は口コミやすい、つまりブームを作りやすいけれど、「弔(イミ}」のほうは非常に口コミにくいってのはマーケティング上自明だからだ。(ほんとはちゃんとデータ取らなきゃいけないんだけど学者じゃないんで)


雑誌が売れる&広告費がでるってのがビジネスモデルだとすると、葬儀のほうはまず雑誌が売れない。一般向け葬儀雑誌ってないもんなぁ


それから雑誌をつくる、情報誌をまとめると言う都合上、来客型サービスだと紙面を構成しやすいが、出張サービスだと紙面を構成しにくいってのは、まちがいなくある、違いが□的に出せない。


大体同じような賃金払って、同じような労務提供型の出張サービスをしたら同じような金額にしかならないのは自明でしょ。


とりあえず、やなせたかしさんの訃報が飛び込んできた。94歳なら大往生だ。それだけの功績を残した偉人だと思う。

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@gakesitano_poyo パッケージサービスっていうと、なにとパッケージにする話でしょう?


年とって弱くなると皆いうんだよなぁ、今。でもそんなに迷惑かね? 「やなせさん、葬儀で迷惑かけたくない」 5.tvasahi.jp/20131015_210?a…

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10月14日(月)のつぶやき

2013年10月15日 | ノンジャンル

酷い取材の電話を受けた、ブログをみたんですけどで始まり、ブログの取り違え(僕のじゃない)、かつ「葬儀屋の暴露話をしてください」「悪徳でぼったくっている葬儀屋が多いって聞いたんですけど教えて下さい」と兎に角ひどかった。

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視聴率欲しいのはわかるけど、葬儀屋わるい酷い、わ~~~すっごいみたいな番組作りはいい加減業界的に名誉棄損で訴えたらいいんじゃないかと思う。

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知り合いの近所のおじさんたちの葬儀が続く、小さい頃からしっているから正直つらい。葬儀屋だから辛くないかといえば、そんな事は無い辛いもんは辛い。でも現場で辛いが先にきちゃ葬儀を失敗するから悲しむのを自分で止めなきゃいけない。葬儀屋ってのはそんな仕事だ。

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悲しみながら、むしろ悲しんでいたほうが完璧な仕事ができるなんていう、甘ったれた葬儀屋がいたら、それは自分ができる供養の意味を取り違えている、坊さんには坊さんの、葬儀屋には葬儀屋の弔いの本分があるはずだ。

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葬儀屋の話を儲かるぜ、ボッタくりだぜって言う奴は、近所の知り合いのおじさんが亡くなって悲しいと思う気持ちがある事も踏みにじる。そんな辛い中でも仕事してんのにお前はどうなんだ、この野郎~と言いたい。


正味、他人の仕事をよく知らないから平気で残酷になれるわけだが・・・知らないなら知らないで遠慮ってが大切だ。そうしないとこっちも身を守るために、この下請け制作会社風情が!とかこのテレビ屋が!という態度で距離を作らなくてはいけなくなる。適正な距離じゃなくて、相手がいやがる感じで

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@rohasu226 そう言ってもらえると救われます。


自由な葬儀、私らしい葬儀って言うモノの問題点があるとすれば、それは「皆」がどうしていいのか共通認識出来ないってことだろう。こう言う時にはこうするっていう「儀」の部分が時代のフィルターを掛けてないんで、それはそういうもんだっていう「儀」の力が使えない事だろう思う。

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例えば人が亡くなった時、突然だったら「苦しまなくて良かったよ」「苦しい顔してない」という事になっているし。長い事患った時は「楽になれたね」「がんばった、立派な人だ」という事になっている、これが本当に個別でオリジナルでユニークだったら死別への対応ってのは一般レベルでできなくなる。


実際にはいろんな気分感想タイミングがあって、簡単には行かないんだけど「そういうもんだ」「そうなってる」って言うのが決っていて初めてコミュニュケーションというか意思疎通が図れる。集団の中に例外が発生するのも含めてそうなっている必要がある。

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