夜空の衛星 よ・ぞ・ら・の・ほし

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朝から

2008-09-21 | サテライト
 土砂降り雨だったが、お昼には上がった。

 北海道への移動局が居る為、衛星はとても賑わっています。私も出来るだけやっておきたいところですが、あいにくそうも行きません。夜間にひとつふたつやるのが精一杯です。

 こんなときには移動局同士のニアミスで、どちらに応答しているのやらとうっかりすると呼んでる局とは違った局から応答があるなんてこともままあります。呼ばれている側も「何度も返しているのに何故何度も呼んでくるのか」と自分が呼ばれているのではないのに勘違いする事も。

 SSBとCWのモードの違いでも不愉快なことは起こります。SSBの愛好者は広いパスバンドの真ん中に居座る伝統があります。CWの愛好者はパスバンド全体に広がるように運用しています。SSBでは送信周波数つまりアップリンク周波数を動かして受信周波数つまりダウンリンク周波数のドップラーシフトを止めるような運用をしますが、CWではアップリンク周波数は動かさずダウンリンク周波数のドップラーシフトに逆らうことなく流されるように運用します。そもそも運用の仕方が違うのです。

 よってひととこにとどまろうとするSSBとドップラーシフトと共に移動するCWがクロスすることもしばしばです。実用上は問題もほとんどありません。ただ、双方気分が悪いだけです。

 VO-52を例にとるとドップラーシフトはダウンリンク周波数の低い方から高い方へ移動しますので、パスバンドの真ん中にとどまって居れば、当然ドップラーシフトと共に移動してきた信号にぶつかってしまいます。お互いの運用方式を変えずにぶつからない様にするにはどうすればいいか。もう言わなくても分かるでしょう。

 でもこれが出来ない。出来ないと言うのは物理的な理由ではなく、人為的な理由だからです。人間誰しもいつでもどこでも自分が中心に居たい。そんなつまらん意地があるのでしょうか。

 では仮にバンドの住み分けでCWがSSBより上に動けば。これならCWより下にSSBが居るのですからドップラーシフトでCWが動いてもぶつからなくなりますね。よかった良かった。 うん? でもパスバンドの真ん中にSSBが居るのですから、これではパスバンドの下半分が無駄になってしまいますね。これはもったいない話しです。さてではどうしましょう。

 つまらん話を長々と書きましたが、こんな事は誰しも分かっている事なんです。分かっているのに実行しないだけ。ならば、ぶつかっても文句を言うんじゃない。

 ちなみに私はSSB派でもCW派でも無く、自分が交信したい相手が出ているモードに出ています。

コメント
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