視察報告書
自民クラブ議員団 岩月幸雄
【視察日時】
平成26年3月26日14:00~仙台市
【葛岡リサイクルプラザ】仙台市環境局ごみ減量課
【視察内容】
平成3年粗大ごみ処理施設での処理前に「リサイクルセンター」を設置。
平成7年葛岡清掃工場の整備に併せて(葛岡)リサイクルプラザを設置。
平成13年今泉リサイクルプラザを設置。
そのままの状態で使用可能もしくは簡単な補修または手入れ・掃除によって使用できる電気製品(除外品を除く)、家具類、スポーツ用品(スキー、スノーボード用品を除く)、趣味・レジャー用品、子ども用品、衣類・日用品、おもちゃ、本など。
市民から提供されたものなので、対価を求めず無償で市民に提供している。但し、環境保全基金への寄付は受け付けている。
市民から提供されたリサイクル用品はプラザ地下の駐車場スペースをストックヤードとして分別しておき、季節や時期に合わせて整備して展示に供する。作業はシルバー人材センターに委託(約700万円/年:基金への寄付は約120万円/年)。例えば、視察に訪れた3月では新入学に併せて学習机が、子供用の自転車は5月のこどもの日に合わせるなど。24年度は1,042点の展示に対して12,600件の応募があり、人気は高い。ホームページで毎月一覧表と目玉商品を掲載している。展示されているリサイクルプラザに行き、展示品の中から希望するものを選び(1品/1人・1月)、応募用紙に記入して係員に渡す。人気の物件では、80倍もの応募があり、応募が全く無いものは数点ほど。
ごみ減量効果としては、少なくとも、展示・持ち帰り品重量平成24年度実績31,527kg。
施設の新規性が薄れ入館者数が伸び悩んでいることが課題。
他に、人口増加の中で分別のルールを良く知らない市民が増えているのではないか?
特徴的なリサイクルとして、日本製紙が近いことを生かして、割り箸の改修を実施しており、24年度は1,069kgの割り箸を回収した。
【考察】
リサイクルに供されるものは、市民から無償で持ち込まれるもののようだ。整備に700万者費用+リサイクルプラザの運営費用をかけて無償で配布するのは財政的に大きな持ち出しと受け止められる。
平等性を確保するために無償だが、1品/1人・1月と制限しているが、入手するためには2回も行かなくてはならず、プラザと住まいの距離が近い人と遠い人との平等性は完璧には保てない。市価の70%程度の高い値段を付け、1週間買い手が値ければ5%ずつ値引きをしていく方法で、来た人がその場で買って持ち帰れる方式のほうが市民に喜ばれるのではないか。リサイクルだから安くても良い、無償でも良いとは言えない。
【本市に反映できること】
リサイクルの対象品目を粗大ごみだけでなく拡大すること。ストックヤードは場所と費用が掛かるが、費用対効果も見極めつつ品物を揃えて、より適当な季節・時期に提供することも有効ではないか。
自民クラブ議員団 岩月幸雄
【視察日時】
平成26年3月26日14:00~仙台市
【葛岡リサイクルプラザ】仙台市環境局ごみ減量課
【視察内容】
平成3年粗大ごみ処理施設での処理前に「リサイクルセンター」を設置。
平成7年葛岡清掃工場の整備に併せて(葛岡)リサイクルプラザを設置。
平成13年今泉リサイクルプラザを設置。
そのままの状態で使用可能もしくは簡単な補修または手入れ・掃除によって使用できる電気製品(除外品を除く)、家具類、スポーツ用品(スキー、スノーボード用品を除く)、趣味・レジャー用品、子ども用品、衣類・日用品、おもちゃ、本など。
市民から提供されたものなので、対価を求めず無償で市民に提供している。但し、環境保全基金への寄付は受け付けている。
市民から提供されたリサイクル用品はプラザ地下の駐車場スペースをストックヤードとして分別しておき、季節や時期に合わせて整備して展示に供する。作業はシルバー人材センターに委託(約700万円/年:基金への寄付は約120万円/年)。例えば、視察に訪れた3月では新入学に併せて学習机が、子供用の自転車は5月のこどもの日に合わせるなど。24年度は1,042点の展示に対して12,600件の応募があり、人気は高い。ホームページで毎月一覧表と目玉商品を掲載している。展示されているリサイクルプラザに行き、展示品の中から希望するものを選び(1品/1人・1月)、応募用紙に記入して係員に渡す。人気の物件では、80倍もの応募があり、応募が全く無いものは数点ほど。
ごみ減量効果としては、少なくとも、展示・持ち帰り品重量平成24年度実績31,527kg。
施設の新規性が薄れ入館者数が伸び悩んでいることが課題。
他に、人口増加の中で分別のルールを良く知らない市民が増えているのではないか?
特徴的なリサイクルとして、日本製紙が近いことを生かして、割り箸の改修を実施しており、24年度は1,069kgの割り箸を回収した。
【考察】
リサイクルに供されるものは、市民から無償で持ち込まれるもののようだ。整備に700万者費用+リサイクルプラザの運営費用をかけて無償で配布するのは財政的に大きな持ち出しと受け止められる。
平等性を確保するために無償だが、1品/1人・1月と制限しているが、入手するためには2回も行かなくてはならず、プラザと住まいの距離が近い人と遠い人との平等性は完璧には保てない。市価の70%程度の高い値段を付け、1週間買い手が値ければ5%ずつ値引きをしていく方法で、来た人がその場で買って持ち帰れる方式のほうが市民に喜ばれるのではないか。リサイクルだから安くても良い、無償でも良いとは言えない。
【本市に反映できること】
リサイクルの対象品目を粗大ごみだけでなく拡大すること。ストックヤードは場所と費用が掛かるが、費用対効果も見極めつつ品物を揃えて、より適当な季節・時期に提供することも有効ではないか。