備蓄米とは......
主に政府が凶作時の供給不足に対応するため不作にも耐え
られるよう100万t程度が目安。毎年約20万tの米を買い
入れ保管期間約5年を過ぎた米は飼料用米などとして売却。
政府が備蓄米を買い入れた価格は、60kgsあたり12,829円
だそうです。なので、5kgs=2,138円だと思います。
但し、これは玄米ですから店頭での販売価格ではない。
小泉進次郎農相は備蓄米放出は5kg=2,000円(税抜き)程度で
店頭に並ぶと発表。お米が最もおいしいのは精米した直後で、
時間の経過とともにだんだんと劣化する。
気温10度以上で酸化が活発となり15~25度は虫が発生しやすい。
湿度が低いと乾燥により米が割れてしまう。
そこで、この放出コメはいつの物か?どうも4・5年物です。
なので、古古古米 or 古古米なのでしょうか?
そこで疑問は、5年以上のコメは家畜に使用するらしい。
簡単に言えば、コメが店頭に並んだ場合は1年以内に消費
しないと家庭内の保管では味に問題となりそうです。
どうもこの辺がよく分からないのは、政府はなぜ5年も保管
するのか?誰が考えても、2年間で100万トンの備蓄としない
のは何故なのか?古くなるコメを保管維持しているのは
どうも理解できない。
もう少し、備蓄米への考え方を変えて欲しいと思います。
政府は、コメの備蓄で儲ける必要はない。また、玄米では
店頭販売が出来ないので流通のコストをどう考えるのか?
しかし、最も大事なのは農家の生産者が生活できるのか?
この点は、当然ながら所得の支援が必要だろうと思います。
従来は、減反でコメを作らない農家に支援していた?
現在は、コメの生産者には全く支援が出来ていない。
なので、誰もが農業をやりたいという魅力のある職業に
変化しない限り農業衰退は発生しそうです。
そもそもですが、コメの妥当な価格とは何か?これを無視して
価格設定というのは暴論に近い。何れにしても政府が農業を
援助して、妥当な販売価格を想定して、損得勘定を考えずに
食料安定の供給を考える必要がある。