みのお9条の会

憲法9条を守ります

3月の学習会は、教育について学びました。

2017-05-29 14:59:06 | 日記

3月20日(月)、公立中学校教師・平井美津子さんを講師に招いて、今問題になっているチャレンジテストについて学びました。

  <はじめに……子どもたちは今>
  
  毎日子どもに接している講師は、現在の学校の現場がいかに子どもにとっても教師にとっても息苦しい状況かを先ず話しました。

 <チャレンジテスト>
   

  ①チャレンジテストで内申が決まる!
 
 *これまでの入試ーー入試での得点&中学校での内申点
 *これからの入試ーー入試での得点&内申点
                  1、団体戦「中3チャレンジテスト(学校平均決定)
                  2、個人戦「中2チャレンジテスト
                  3、個人戦「中1チャレンジテスト

  ②各中学校の内申は?
  中3のチャレンジテストは、各中学校が競い合う団体戦となっています。その結果によって各中学校全体の内申書評定が決まり、平均が高い学校ほど多くの生徒によい成績がつけられるようになります。逆に低い学校では頑張っている生徒でもよい成績はつけられません。

  ③内申書の比重はとても大きい。
  高校入試は、学力検査(450点)+ 内申書(450点)=900点 合計900点満点で合否が判定されます。
  内訳は
 ・入試当日の学力検査 <国、社、数、理、英 各教科90点×5=450点>
 ・各学校からの調査書 <国、社、数、理、英、音、美、体、技家 各教科50点×9=450点>
  このうち、入試テストのない音、美、体、技家は、5教科のテスト結果で内申平均が決定されます
  (体育や音楽が優れていても反映されません。)
  しかも、内申の評定が1ランク下がると、当日の入試で10点下がるのと同じになるので、内申書の比重はとても大きいことになります。
          (以上は、子どもと教育・文化を守る大阪府民会議発行の資料によります)

  先生も生徒も、困っています。

 チャレンジテストの背景には、「戦後レジームからの脱却」をうたい、教育基本法を改正して、復古主義教育を目指す安倍政治、これに追随する橋本ー松井大阪府政があります。
 近畿の他府県を見ると、
  京都府にはチャレンジテストのような統一テストはなく、絶対評価。
  滋賀県は、年度初めの滋賀県学校長会で申し合わせをする。
  奈良県は、都市単位で問題を作り、3年生で4回程度実施するがあくまで進路相談のため。成績や内申点に反映することはない。

 本当の教育とは
  教育の目的は、
 「人格の完成を目指し、平和的な国家及び社会の形成者として真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」(教育基本法第1条)
 しかし、経済界が求めているのは、「社会に役立つ人材」、つまり、資質と能力があり、即戦力となる1割の人間が育ってくれればいいので、真の人間教育とはかけはなれています。
 この要求に応えるべく、教育基本法が改正され、教師も新任研修で寛容を認めない厳しい躾をほどこされて、かつてのような個性あふれる教育現場がみられなくなりました。

 子どもの荒れ、学校の崩壊、地域の崩壊をもたらし、教育現場が振り回されている今日の状況を、広く知ってもらって、子どもたちが伸び伸びと個性を発揮できる教育を取り戻せるように、もっともっと現状を知らせていかなければなりません。
 
 


 
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