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沖縄県民はアベ政権を選ばなかった。

2018-10-03 04:09:20 | Peace Cafe

沖縄ではついに、自民、公明の極悪タッグが敗北した。沖縄では創価学会員による、期日前投票の送り迎えがささやかれていた。これが選挙違反に当たる可能性があると、沖縄の弁護士会が意見を表明した。何しろ、確かに期日前投票をしたという証拠の写真を撮り、送るというほどの状況になっているらしい。石垣島では期日前投票所が一か所で遠い。車に乗せていってもらえるならという人も多いと聞いた。期日前投票がこんな選挙違反まがいのことになるなら、何らかの制度の改善が必要になっている。民主主義制度は悪意の運用がないことで成り立っている。今回の知事選挙でも創価学会が全力で自民党候補を応援に動いた。この理由が良く分からない。以前沖縄公明党は辺野古基地反対であったはずだ。いつから辺野古基地推進に変わったのだろう。一体この変節は何が原因なのであろうか。思想が変わって、平和の党から軍事力依存の党になったというのならまだわかる。相変らず平和の党の看板は下ろさない。それでいて何故、態度を変えたのか。変えた理由を明確に示すべきだ。

創価学会幹部も沖縄入りして、自民党候補の応援で駆けずり回ったらしい。こうした行動の裏には、何か創価学会でまずいことが起きているとしか思えない。尻尾をつかまれたというのだろうか。ともかく本気の自公タッグが、沖縄の人々の魂に敗れたのだ。さすがに安倍政権の好きにさせてなるものかという、沖縄魂に火が付いたに違いない。これ以上ないがしろにされていいのかという怒りだ。中国を仮想敵国にして、その防人を沖縄にやれと言うことだ。琉球列島にミサイル基地を並べて、中国をにらむ。中国に沖縄がやられている間に、日本本土が体勢を立て直そうという作戦なのだ。琉球列島が占領されてから、奪還作戦というのが自衛隊の防衛計画になる。本土が安全であれば沖縄が犠牲になるのは、仕方がないという発想が見え隠れしてくる。これはアメリカ軍も同じだ。日本が最前線の防衛線。ロシアや中国と対峙するのは在日米軍。遠くアメリカは安全地帯にいる。ところが北朝鮮の大陸間弾道弾でアメリカは目を覚ました。もう日本の基地に関心が薄れ始めている。

米軍の運営費を肩代わりしえくれるなら、居てやってもいいと言い出している。これがトランプ一国主義。そもそもアメリカは日本の為に駐留しているなどと考えているわけもない。安倍政権は百も承知だ。日本がアメリカの虎の威を借りることなのだろう。その犠牲として、沖縄県民を騙すために、中国を持ち出して、いつ中国が攻めてくるかわからないというような、馬鹿話をしているのだ。本当に中国が怖いのであれば、中国と仲良くなることが先決だ。中国の悪ところばかりをあげつらって居るのでは、到底仲良くなれない。問題は常に互いにある。お互いが譲り合う事が平和への道だ。それは人間も、国も同じだ。生きていれば様々な問題が生ずる。相手と五分五分というのは、自分が7対3で不利だと思う位の所なのだ。相手もそう考えていると思う事が大切である。

尖閣諸島であれば、国際司法裁判所にゆだねることだ。それが公平とは言えないのかもしれない。しかし、第3者に決めてもらいもめ事が無くなるならありがたいではないか。そうしない理由は、一つだけある。中国を仮想敵国にして日本の再軍備を進めたいのだ。その為に沖縄にミサイル基地を作るなど、北朝鮮と同じではないか。辺野古米軍基地も同様に、世界情勢の変化に乗り遅れている。沖縄が返還されてから大きく変わった。普天間基地の意味も、移転を決めた20年前とは全く異なる。何時までも過去の間違った判断に固執してはならない。「普天間基地の除去。辺野古米軍基地建設の即時中止。」これが沖縄の民意だ。極悪タッグでも勝てなかった沖縄の魂だ。日本が民主主義国家であるならば、辺野古米軍基地の建設は行えないはずだ。アベ氏はこの選挙結果に真摯に向かい合うと口先だけだ。もういい加減にしてほしい。

 

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