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石垣の正月の様子

2019-01-03 04:33:02 | 石垣島

 石垣小学校のシーサー左側 製作者 浦崎賢章とある。

石垣島の正月といっても、家々の様子はわからない。1月1日0時に花火が鳴り渡った。暗い中、人が歩いていた。たぶん、御嶽に行くということではないか。私は明るくなってから、桃林寺にお参りしようとしたが門が閉じていた。立派な鐘廊はあるのだが、除夜の鐘はなかった。正月飾りをつける家は少ない。散歩のついでに、正月らしい様子を撮影した。御嶽やお寺、神社。こういうところは飾られている。商店街は賑わっている。かなりの人出だと思ったが、新聞によると暮れの人出は例年より少ないということだった。故郷に戻る人がたくさんいるに違いない。観光客もいるので、正月から開く店が多いいのだろう。新聞を見ていたら、おせちの販売がいくつも出ている。それで家に比較的近いお寿司屋さんに、おせちを頼むことにした。それがなんと、1月1日の8時に取りに行けばいいというのだ。握り寿司も頼むことにした。いつもは3時からしか始まらない店なのに、正月は大忙しである。家を7時に出て散歩の帰りに寿司屋によった。

石垣小学校シーサー 右

散歩をしている。雨だろうが、大みそかであろうが、正月であろうが、1万歩を目標に散歩をしている。絵を描いて居て運動が足りない感じがする。体がもう少し動くように希望している。散歩をしているとなかなか面白いものに出会う。琉球石灰岩の石垣と沖縄民家を見ているだけで飽きない。あれこれシーサーを比べてみるのも面白い。この1対のシーサーは石垣小学校の正門にあるもので、今のところ発見したシーサーの中で石垣一である。2番、3番は大理石造りのすごい奴が、港の方のホテルの前にある。しかし、一番と2番との間には大きな開きがある。形が良い。形があるといってもよい。形の魅力というもので、伝わる力がある。つまり張りぼてではない。逆に言うと大半のシーサーが中身がない。中身がないと何も伝わらない。このシーサーは明らかに子供たちを守ろうという意思を発している。それはこのすくっとした形にこもっている。

 

地母屋(ジーマァミィー)屋さんという自然食品店の趣ある開き戸。何気ないこの木戸にこの家に住まわれる方の感性が表現されている。この月と星の年月の馴染んだ感じはいいではないか。こんな具合に、つい立ち止まるのが石垣島なのだ。一つ違う路地に入るといつも不思議なものに出会える。正面にある白い貝がスイジ貝。クモ貝ともいう。雲のような面白い形をしている。だから家の扉の飾りにする。というのは冗談。沖縄ではこの6本の角の形から、水という字を見ている。水という字を家の壁に掲げておく。火伏のおまじないということだ。この発想が魅力的ですぐ真似したくなった。石垣地域でもとれる貝で、今でも見つかることはあるそうだ。真っ白になっているが、もともとはオレンジ色の縞模様のある貝だ。ユーグレナモールのも貝のお土産屋さんで売られているときもある。貝のお店は夜だけやるそうだ。24㎝で1500円ぐらいなので、見つけたらお土産にするとよい。もっと角の多いい、クモ貝もサソリ貝というのもあるので間違いないように。今はフィリピンからの輸入ものだといわれていた。角がわずかでも欠けていると価値が半減である。

 

民家の正月飾り。独特のしめ飾りである。こんな立派な家が、普通の民家として生活の中にあるのだから驚く。古い民家は200以上あるだろう。この家は、雨にもかかわらず、すべての戸を開け放っていた。勝手な想像ではあるが、お正月さんを向かい入れる気持ではないだろうか。中が暗いということと、それほど寒いわけではないということで、出来るだけ戸を開けて暮らしていたのかもしれない。こんな感じで花が飾られている家が良くある。この時期でも花が絶えない花の島でもある。不思議な植物も数知れずある。今度は植物散歩にも歩きたい。

 宮良殿内(みやらどぅんち)江戸時代の立派な建物で国の重要文化財に指定されている。たぶんこの入り口の飾りが石垣の正式正月飾りであろう。

 

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