チンチラ

私の日記ブログです

石を熱く語る青年

2022年08月27日 | 写真

撮影旅行、初日に行ったのが出雲大社。

笠間神社によって

石切山脈に行きました。

石を掘り出した後に雨水が溜まり深い池になっています。

先生から「ガイド付きツアーに申し込みましたから」と説明が。

小樽運河ツアーで船に乗った経験から、今回もボートで池を行くんだ・・・・と勘違い。

ヘルメットをかぶって会社の車に乗って採石場を巡る旅でした。

(こんな池を目にしたら誰もがボートでと思いますよね?)

 

笠間の石は「稲田石」と言われる白御影です。

ガイドをしてくれた青年は石も会社も愛していて

「家の石は・・・、家の会社は・・・」という言葉が何回も出てきました。

 

大谷石はマグマが地表付近で固まってできた石で柔らかいのですが

家の石は・・・海底の深いところでマグマがゆっくり固まったのでとても硬い石です。

家の石は・・・国会議事堂・東京駅・勝鬨橋・三井本館で使われています。

       日本橋も家の石です。

 

奥の採石場で見たのは、今から130年前から掘り出していた採掘跡。

(上の方は手彫りだったので堀跡がかすかに残っている)

今は爆薬を使わずにロープで切っているらしい。

 

比較的小さな石が山積みしてあるところがあった。

あの石は建材や墓石として使われない石ですと言う。

どうして?と質問すると石を愛する青年は4種類のかけらを並べて

「どれが一番高いと思いますか?せ~ので一番高い石を指さしてください」と。

私たち3人が「せ~の」でそれぞれの石を指さすと「みんな違います」と嬉しそうに。

鉄などの不純物が含まれた石は価値が低いそうで

真っ白な石が高価だと言う事でした。

 

ガイド付きでない場合は、安価で自分たちの車で回ることができますが

ただ見て回ってもあまり楽しい場所ではないし、写真にもいい場所ではない。

ここはガイド付きのプレミアムツアーが面白いと思いました。

特に石を愛する青年のガイド付きがいいと思います。

(ただし高所恐怖症の人とロープを使って上ることができない人は無理かも)