皆さんこんにちは!
前回はこぐま座についてお話ししましたね。
今回紹介するのは、そのこぐま座と関係が深い「おおぐま座」です。それでは、ご覧ください!
おおぐま座で最も知っておくべきなのは、尻尾(画像で一番左)の部分を構成している星が
「北斗七星」であることでしょう。星に詳しくない人でも、北斗七星の名前は聞いたことがあると思います。
星にもそれぞれ名前がついており、尻尾の先から
「ベネトナシュ」「ミザール(伴星のアルコルも一緒)」「アリオ」ト「メグレズ」
「フェグダ」「メラク」「ドゥーベ」
と呼ばれています。
特にミザールとアルコルは肉眼でも見える2重連星で、兵士の視力検査の基準にもなっていたのだとか。
その他にもM97(ふくろう星雲)、M81銀河、M82銀河という銀河、星雲もおおぐま座に含まれており、
小型の望遠鏡でも確認することが出来ます。
さて、そんなおおぐま座の神話なのですが、
前回では熊の姿にされたニンフの「カリスト」、そしてその子供「アルカス」がおおぐま座、こぐま座のモデルになった事は話しましたね。
カリストはもともと女神「アルテミス」の侍女でもある美しい女性だったのですが、大神ゼウスが惚れてしまい、彼との子供を宿してしまいます。
それに腹を立てたゼウスの妻であるヘラ(一節では腹を立てたのはヘラではなくアルテミスの方とも)はカリストを
醜い熊の姿に変えられてしまったのです。
その後はこぐま座で話した通り、成長したアルカスに射殺されそうになったところをゼウスが(アルカスも熊の姿にして)天に挙げ、
それがおおぐま座、こぐま座と呼ばれるようになったそうです。
おおぐま座とこぐま座はギリシャ、ローマ地方では常に地平線上に存在するのですが、それはヘラが二人が星になった後も
怒りが収まらず、地上に降りて休めないようにしたからと言う話もあります。
元はと言えばほとんどゼウスのせいなのに、二人からしたらとんだとばっちりですよね(子供を身ごもったカリストにも責任が無いとは言えませんが)。
さて、今回はここまで!次回は「竜座(りゅう座)」について説明させていただきます!ではでは!
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