最近、高知産の茄子が出回っている。
栃木や群馬のものと違い、背丈が低くて太い。ずんぐりした姿が愛らしくて、思わず買ってきた。早速、味噌汁に入れてみる。
「なんだ、また茄子?」
夫が、わざと聞こえるようにつぶやいている。「また」ということは、近い過去にも茄子の味噌汁があったということだ。昨日は、大根だったはずなのだが。
首をかしげる私に、娘が耳打ちした。
「今朝、お父さんが作ったんだよ」
我が家の朝食は、和食と洋食に分かれている。夫と娘は、ご飯と味噌汁、海苔、シラス、玉子焼きなどを好むが、私はパンと目玉焼きに決めている。和食党のやつらが、何を食べようと知ったことではない。
だから、朝、夫と娘がいただいたものを、夜また食卓に並べてしまうということは、往々にしてある。普段は夫と意見が合わないのに、こういうときだけ一致するのが不思議だ……。
「へー、朝食べたの。ほー」
男性の文句には、適当に相槌を打って、聞き流せばいいと、誰かに教わったことがある。
「オマエだって、4日連続でワカメの味噌汁を作ったことがあるじゃないかッ」と、全面対決の姿勢を見せてもよいが、たかだか味噌汁のことで衝突するのは大人気ない。
茄子の話題は、それきりになった。
栃木から新幹線通勤をしている同僚は、帰宅するや否や、夕食の準備にとりかかるそうだ。奥さんよりも帰りが早いので、2人の子どものために、お父さんは頑張っている。
「少しでも時間を節約するために、味噌汁の具は毎日同じなんです」
「へー、何にするんですか?」
「大根と油揚げです。日曜日には、一週間分準備して冷凍しておきます。あとは、お湯が沸いたら入れるだけですから」
「へええ、合理的ですね~」
さすがに、男性の発想は違う。面白いなと思ったが、子どもの評価はまた違うようだ。
「僕は毎日必死なんですが、子どもたちは、土日に妻の作る食事のほうが美味しいと言います……」
あらら。
たかが味噌汁、されど味噌汁、といったところか。
私が一番好きな具は小松菜だ。長ネギと溶き卵を加え、味噌ととけ合う、まろやかな味わいがいい。
これぞ、日本人でよかったと思う瞬間である。
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
栃木や群馬のものと違い、背丈が低くて太い。ずんぐりした姿が愛らしくて、思わず買ってきた。早速、味噌汁に入れてみる。
「なんだ、また茄子?」
夫が、わざと聞こえるようにつぶやいている。「また」ということは、近い過去にも茄子の味噌汁があったということだ。昨日は、大根だったはずなのだが。
首をかしげる私に、娘が耳打ちした。
「今朝、お父さんが作ったんだよ」
我が家の朝食は、和食と洋食に分かれている。夫と娘は、ご飯と味噌汁、海苔、シラス、玉子焼きなどを好むが、私はパンと目玉焼きに決めている。和食党のやつらが、何を食べようと知ったことではない。
だから、朝、夫と娘がいただいたものを、夜また食卓に並べてしまうということは、往々にしてある。普段は夫と意見が合わないのに、こういうときだけ一致するのが不思議だ……。
「へー、朝食べたの。ほー」
男性の文句には、適当に相槌を打って、聞き流せばいいと、誰かに教わったことがある。
「オマエだって、4日連続でワカメの味噌汁を作ったことがあるじゃないかッ」と、全面対決の姿勢を見せてもよいが、たかだか味噌汁のことで衝突するのは大人気ない。
茄子の話題は、それきりになった。
栃木から新幹線通勤をしている同僚は、帰宅するや否や、夕食の準備にとりかかるそうだ。奥さんよりも帰りが早いので、2人の子どものために、お父さんは頑張っている。
「少しでも時間を節約するために、味噌汁の具は毎日同じなんです」
「へー、何にするんですか?」
「大根と油揚げです。日曜日には、一週間分準備して冷凍しておきます。あとは、お湯が沸いたら入れるだけですから」
「へええ、合理的ですね~」
さすがに、男性の発想は違う。面白いなと思ったが、子どもの評価はまた違うようだ。
「僕は毎日必死なんですが、子どもたちは、土日に妻の作る食事のほうが美味しいと言います……」
あらら。
たかが味噌汁、されど味噌汁、といったところか。
私が一番好きな具は小松菜だ。長ネギと溶き卵を加え、味噌ととけ合う、まろやかな味わいがいい。
これぞ、日本人でよかったと思う瞬間である。
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「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
ちなみに俺が好きなのは貝かな~シジミ、アサリ…次はジャガイモとワカメ…とにかく味噌汁がないと生きて行けないかも(笑)
先生…具材も大切ですが良い味噌にもこだわって下さい。良いのがあるんです。
あはは、私も書いてから「なぜまた茄子を!?」と不思議に思ったよ。
無意識に選んでいるのかも??
服だったら、緑を着る確率が高いと言われたことがある…。
当時は確かに緑の服が多かったわぁ。
じゃがいもとワカメもいいけど、キャベツとワカメの組み合わせも捨てがたい。
でも、ワカメだけって味気ないでしょ。
それを4日連続ってどうよ~!
そういえば、今日、野口屋のお兄ちゃんが富山の味噌を持っていたよ。
中甘口と聞いたからやめた…。
辛口の味噌があったら欲しいな~。
親に食事を作ってもらっていた頃、文句どころか不満に思った事さえないよ。不満なら自分で作れって言われたって仕方ないし、その前に、上に書いたように何しろ飽きない味覚だからね。^^
同じおかずでも飽きないなんて、主婦にとってはありがたいね。
「うちのダンナは毎日チャーハンでいいのよ~」なんて言われたりして…。
あっ、独身だったね(笑)
私のお弁当のおかずも、毎日同じようなものだよ。
自分だけだとそれができる。
でも、家族の分も作るときは、メニューを考えたりして…。
文句を言われると腹が立つけど、ほめられると嬉しい。
家では同じ具が続く傾向にあります。文句は言いません。
夏はサヤエンドウやナスなど、今はワカメが流行っているようです
私にだけ具が少ないときはトロロ昆布で膨らまさないとね…(*^^*)ポッ
味噌汁はシジミの味噌汁が好きです~(肝臓にいいからね)
昔、八郎潟が干拓されてなかった頃はシジミがたくさん獲れたそうです。
干拓後はおコメがたくさん獲れますが、シジミのほうが良かったな~
砂希さんはナスが好きなんですね、
味噌汁に入れたらショーガもいっしょに入れると美味しいかも(*^・^*)チュッ♪
奥様のご機嫌を損ねた日は、味噌汁の具を減らされるのでしょうか。
うちの夫は、具沢山の味噌汁を好みません。
少ないほうがいいようで。
つまり、夫が作る味噌汁は、スカスカなんですよ(笑)
シジミの味噌汁は、お酒を飲んだ翌日にいいとか。
アサリもいいけど、殻がかさばるので、燃えるゴミの前日に限ります。
味噌汁に生姜っていうのも新鮮かしら?
お雑煮ほど大々的ではないにしろ、
お味噌汁の具の好みも いろいろですね。
また、いろんなお味噌にベストマッチする具、というのもあるでしょうね。
赤出しならアサリとか?
でも、栃木から通勤されてるのに 奥さんより帰りが早いって・・・
一体奥さんは、どこまで通勤されてるのでしょう!?
(単なる、勤務時間の差なんでしょうが)
味噌と具の相性は大事ですね。
うちでは麹入りと甘口の味噌が不評です。
豚汁などにも合わないし…。
アサリは万能かも。
キャベツとワカメのコンビネーションも味噌を選ばない気がします。
栃木の奥様は謎です。
距離的には近くても、勤務時間が遅いのかしら。
おかげでダンナさんは、標準より相当スリムな体型です。
太る暇がない!?
自分は玉ねぎの味噌汁が好きなんですが、あんまり作ってもらえない。ちびたちが嫌いだから。昭和な自分はここで旦那を起ててもらいたいのだが…そうもいかないみたい…。
昨日はナスの味噌汁でしたよ。とほほ。
いや~、今回はオチないエッセイで失礼いたしました!
私も玉ねぎの味噌汁は好きですよ。
これにも、とき卵が欲しいです。
やはり、子どもにはウケませんね。
茄子の味噌汁は、トホホな評価なんですか。
作るのが楽です(笑)
味噌汁は家族の好みを平等に作ればいいんじゃないでしょうか。
月曜はお父さんを立てて、火曜はチビちゃんに合わせて、水曜はお母さん…って具合に。
家族が多いから、お父さんは省かれたのかしらん。