3月7日の写真
国立日高青少年自然の家の傍の橋です。ネコヤナギはその橋の傍の木です。小さい春がやってきています。
緑橋は昭和56年に出来た橋で、国少も30周年を迎えます。この橋の下の川原は、石でかまどを組み薪を使い野外炊飯する所で、シーズン中はおいしいカレーやシチューの臭いでいっぱいになります。
昨夜は「ひだからガイド養成講座」で実際にスノーシューを履いて林の中を歩くナイトツアーの実践学習でした。国少からこの緑橋の下をくぐり林の中を歩くツアーです。ツアーの中の案内の「地質」と「沙流川」の話を紹介します。
川岸のあたりで・・・日高は大昔海の底でした。沙流川ではアンモナイトやイルカの化石が発見されています。アンモナイトは6500万年前、イルカは2000万年ほど前から生存していたということも化石から分かっています。実はその二つの地層の境界がこの付近にあるのです。大きく右の山側に一歩足を踏み出すとイルカの生きていた時代の2000万年前の海の底、元に戻り左の川側に足を一歩踏み出すと約6500万年前の海の底・・・このように日高の地質の特徴は実は世界からみても珍しいものなのです。
沙流川・・・沙流川の源流は日勝峠の頂上付近にある熊見山でそこから約104㎞にわたって太平洋に流れています。国土交通省の行っている水質調査では清流日本一となっており、キレイさが自慢の川です。この沙流川の「サル」というのはアイヌ語で「よし原、湿原、泥炭地」などの意味だそうです。現在の平取から河口の辺りにかけて、湿地だったことからこの名前が付けられたようです。
約1時間のツアーで一部を紹介しましたが、いかがですか?来年度、ツアー参加者を募集する計画もあるようです。
3月2日のコガラの写真を載せたブログですが、最後の一枚の写真の鳥はシジュウカラでした。一部修正させていただきました。