北森鴻「瑠璃の契り」読み終わりました☆
今回は図書館で借りた。
北森鴻にハマリ、
図書館で探していたらあった!コレ読んでみたかったんだよね~!
「香菜里屋」シリーズを読み♪
その中にお客としてチラッと出てきた、
「宇佐美陶子」という人物が気になっていた。
冬狐堂(とうこどう)ってなんだろ?
そう思ってた。
それで、
この「冬狐堂」シリーズもあることを知ったの
ホントは大人買いしたいのだけど・・
なかなかそれも難しく。。
図書館で見つけてラッキーでした(^_^)v
このシリーズもどこから読んだらいいかよくわからないのだけど、
とりあえずコレを読んでみました
いやぁ~よかったです。
旗師って何だろう?
・・って思ってたんだけど、
コレを読んではじめて知った!
店舗を持たない骨董屋のことだったんだぁ
そんな一匹狼ならね・・
一匹の女狐「宇佐美陶子」☆
そんな陶子の足を引っ張ろうとする者。
そして、
協力的な者。
そんな人々が絡み、
陶子の目利きが謎を解いていく!
そんな内容になっています。
そして、
個人的にちょっと気になったのは、
『香菜里屋シリーズ』にも登場する、
バー「香月」がちょいちょい登場し、
カクテルの割合なんかも出てくるのが興味深かったりします(*^。^*)
ここは陶子の癒しの場所だったりするんです。
小説の中に出てくる、
旗師として致命的な「飛蚊症」を発症してしまう陶子。
目に負担をかけないようサングラスをかけ、
そのことが悪いウワサを呼ぶ。
そんな事に立ち向かってい陶子の強さ。
そして、
過去に結婚していた相手「プロフェッサーD」とのこと。
そんなところも読みどころです☆
「倣雛心中」
「苦い狐」
「瑠璃の契り」
「黒髪のクピト」
短編4編になっています。
「倣雛心中」
十ヶ月に3度も骨董屋に戻ってきてしまった人形。
その人形を陶子は引き取る事に。
しかし、
何度も戻ってくるのには理由があるはず。
陶子は、
雅蘭堂(がらんどう)の越名集治やカメラマンの横尾硝子の協力で、
その真相に迫っていく。
人形のからくりとは?!
「苦い狐」
陶子の大学時代の友人だった「杉本深苗」。
21歳で焼死してしまった深苗。
自分の描いた作品も全部燃えてしまった。
その深苗の作品集が陶子の元に送られてくる。
なぜ今頃?
誰が何のために?
大学の恩師「沼」に会い、
陶子は違和感を覚える。
作品集の目的とは?!
「瑠璃の契り」は、
陶子は飛び込みで入った酒屋で、
切り子碗に魅せられてしまう。
灰皿として使われていたその切り子碗。
誰かが酒代として持ち込んだものらしい。
それを陶子は売って貰う。
持ち帰った切り子碗を、
カメラマンの硝子に見せる。
すると、
硝子はコレを売ってくれないかと陶子にいう。
ただならぬ硝子の様子に陶子は何かある?と疑問を持つ。
硝子と切り子碗のつながりとは?!
「黒髪のクピト」
陶子は、元旦那「プロフェッサーD」から、
ある人形を競り落としてほしいと頼まれる。
その人形の写真を見た陶子は、
人形に君の悪さをおぼえる。。
なぜDはこの人形が欲しかったのか?
そして、
この人形と共に消えてしまったD。
それに踊らされてしまった陶子。
この人形のなぞ。。
君の悪さのなぞ。。
今回も雅蘭堂の越名が力を貸してくれる。
Dはどこへ?
人形の意外な真実とは?!
コレを読んで、
ますます北森鴻にハマってしまった私。
「冬狐堂」シリーズももっと読みたくなりました☆
骨董品や人形。
普段関わる事のないもののことも知ることが出来て、
スゴク楽しかったです