昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

等々力渓谷にかーたんと行ってきた。

2017-05-05 22:27:23 | お出かけ

連休も終盤だ。
端午の節句、こどもの日に、かーたんと等々力渓谷に行ってきた。
今日は暑そうであるが、冷房で冷えるといけないので、長袖のシャツを着る。
三茶からバスで等々力へ。
等々力のバス停から等々力渓谷は歩いてすぐである。
ゴルフ橋のたもとから、渓谷に降りる。なぜ「ゴルフ橋」なる名前がついたかは分からない。
渓谷は凄い人賑わいである。
5月の連休、新緑の季節に、都会の人にとって、等々力渓谷は絶好の行楽地なのだろう。
上流は、水が淀んでいたが、川を下るにつれて、だんだん清い流れになっていく。
これは、渓谷の脇から湧き出す湧水のためだという。
新緑に囲まれ、ひんやりした、深い谷は誠に心地よかった。

緑濃し妻と辿れる谷川や   素閑

 

途中に弘法大師像があった。
そう。ここは真言密教の不動修行の地でもあるのだ。渓谷の端には、滝行の修行場が設けられ、不動明王が祀られている。

川の上に昇り返す道を上がると、そこは庭園になっている。
広い芝生があり、家族連れが日光浴をしたり、弁当を広げている。

 ここのご本尊、不動尊明王院も賑わっていた。
本堂には参拝の人の、長い列ができていた。

 

明王院を出て、環八を渡り、尾山台の街に向かう。
尾山台の商店街にある、お蕎麦屋さん『尾山台 更科』がお目当てだ。
ここは、等々力渓谷に来ると必ず寄るお蕎麦屋さんで、ここの蕎麦は非常に美味いと思っている。
また、前来た時、この店は美人ばかりで切り盛りしてるな、と見たのだが、今回はそう美人ではなかった。しかし、女で店を回している奇特なお蕎麦屋さんである。
店は、連休の昼食の客でてんやわんやであった。頼んだものがすぐ出てこないと踏んで、オカブはまずビール。汗をかいた後の一杯は格別。
しばらくして、かーたんは特上天麩羅蕎麦、オカブは熱燗に、盛り蕎麦二枚。
ここの蕎麦はよく茹でてあるが腰が強く、非常に美味い。
丼物や定食もあるいわゆる町のお蕎麦屋さんだが、蕎麦の出来は上々である。
蕎麦を肴に、熱燗を舐める。
かーたんは、等々力渓谷で、オカブが足を急ぐのでご機嫌斜め。そこで機嫌を取るため大奮発して特上天麩羅蕎麦を奢った次第。
すっかり出来上がったところで、店を出る。

 

尾山台を抜けて、九品仏浄真寺に向かう。
山門に着くと、なんと今日は、有名な行事、お面かぶり(二十五菩薩来迎会)をやっている!これは、寺の檀家が、仏面をかぶって境内を練り歩く、世田谷では知らない人のいない4年に一度の有名な祭り。
次の行列は4時からだという。
かーたんにぜひ見ていこうというが、興味がない、とつれない返事。諦めた。
阿弥陀堂を見る。空いているのは下品の堂。人間の往生の仕方には、上品上生から、下品下生まで9通りあって、最上級の上品上生になると、臨終の床に阿弥陀如来が直々に迎えに来るという。

風薫るやさしくおわす阿弥陀仏   素閑

 

浄真寺を出て、自由が丘に向かう。
かーたんとエルさんの母校、玉聖を過ぎて、自由が丘の街に出ると、連休のさなか、祭りをやっている。
商店街に様々な出店が並んでいる。
ケバブ、インドカレー、道にいすを並べたビアホール。
音楽イベントも行われている。
かーたんが、どうしても甘いものが食べたいというので、駅前の『DALLOYAU』のというパティセリーに入る。
ここは本店はパリにあるらしい。
お菓子は、何を頼んでも小さいマカロンがつく。
オカブはハイネケン。かーたんはケーキセット。
ビールは美味いか?と、かーたんが聞くから、パリのカフェに行くと、フランスのビール、『クローノンブール』があまりにも不味いから、『ハイネケン』や『アムステル』など、オランダビールしか(あとベルギーのステラ・アルトワが少々)生ビールは置いていないんだよ、と蘊蓄話を少々。しかし、オカブとしてはハイネケンもそんなに美味いビールとは思えない。
そしてお代わりに、オカブはビールをもう一本、かーたんはアイスクリーム。
満足、満足。
自由が丘から、渋谷行のバスで、三茶に出、歩いて帰宅した。

こどもの日明るき街の市民祭   素閑



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