昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

大暑

2018-07-23 15:44:42 | 俳句

暑中お見舞い申し上げます。
春が過ぎ夏が訪れ、やがてそれも過ぎ秋が過ぎ冬となる。
人生の流れもだいたいこんなものではなかろうか?
今は、夏の盛り。
やがて暑さは去り、涼が訪れ木の葉が色づき、散り果て、寒さの中に籠る。
その間にいろいろな出来事があるが、やがては夢に様に消え去る。
別に虚無感ではない。
避けがたき現実である。

清流に顔と手を浸け大暑かな   素閑

我が町に音無きをもて大暑かな   素閑

あしたにも雀の去りて大暑かな   素閑

浦の海波はよせ引き大暑かな   素閑

校庭の梧桐の影大暑かな   素閑

冷や飯の大暑の膳やなまじろき   素閑

おとなへる大暑の門にあへぎたり   素閑

夜に目覚め今日は大暑と覚へたり   素閑

時すでに大暑の午はまわりたり   素閑



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