Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

日光はけっこうな場所だった - その2

2008-10-24 15:52:20 | 
【10月22日(水)】
日光2日目、そして最終日。
朝はめちゃくちゃ良い天気だった。
今日は日光山内を回る予定なので、渋滞は大丈夫だろうと一安心。

まず、バスで東武日光まで行き、
そこから世界遺産めぐりのバスに乗って二社一寺エリアへ。
表参道バス停で降り、三仏殿前で二社一寺拝観共通券を買った。
日光山内を隈なく巡りたいなら、この共通拝観券がお得である。

まず山輪王寺の三仏殿へ。
山輪王寺は勝道上人が約1200年前に開いたお寺である。
ここも先日行った神武寺と同じくらい古い。
やはり、大きな霊力を持つ土地なのだろう。
そして、山岳修行の修験の行場でもあったらしい。
また、修験なのだぁ…縁ありまくり。



隣のツアーの団体さんのガイドさんの説明を、さりげなく拝聴。
それから大護摩堂を覗き、護摩修行の時間をチェック。
そしていよいよ、目当てのパワースポットのある日光東照宮へ。



東照宮は徳川家康を祀る神社である。
あたしは今まで徳川家康は歴史の教科書に出てくる人、というくらいで、
それほど強い印象は持っていなかった。
信長と秀吉の後、いつの間にかうまく天下をとった人というくらいの感じ。
しかし、ここに来てみたら、そんなイメージは一変した。
もしかしたら、家康はサイキックな能力を持った人だったのかも。
実は、日光東照宮自体は5度目になる。
今まではそんなイメージを持ったことがなかったけれど、
きちんと意識してエネルギーを感じてみると、
様々なものを感じ取ることができるのだなぁ。



一の鳥居を入ったところにある神厩舎に施された有名な彫刻、【三猿】。
人間の一生を、猿を使って表現した中の一場面だ。
さらに行くと銅鳥居があって、その奥が陽明門。
その銅鳥居の手前が、今や超有名なパワースポットだ。
身長160cmくらいの人がそこに立つと、鳥居の奥に陽明門がちょうど入り、
さらに奥には拝殿の唐門が見える。
このラインを南下すると、江戸城にぶつかるのだ。
死してなお、家康は江戸城を見守る場所に住処を構えたと言うことだ。


陽明門前から、江戸城方向を望む。
風水的な見地からも、この場所は凄いらしい
陽明門の魔除けの逆さ柱ももちろん忘れずチェック。



完成したものは、後は崩れるだけだからいつまでも完成しないように、
一本だけ柱を逆さにしたという逸話が残る柱。
家康の性格を見事に表しているようだ。
そして、その家康が眠る奥社へ。
奥社は別料金520円。
料金を払って門をくぐると、これまた有名な眠り猫が施された東回廊がある。



さらに奥に行くと長い階段があり、数えたらなんと200段!
その頂上に東照大権現となった家康公の墓所である宝塔がある。



坂下門を過ぎたあたりの空気感が凄い。
ここで突然でっぷりと恰幅の良い初老の老人のイメージが浮かんだ。
これが家康公なのかな。
まだ家康公は、このあたりに結界を張っていらっしゃるようだ。
かなりエネルギーの強い人物だったようだ。

階段を下りて鳴き龍の施された本地堂も見学。
もう何年前になるか、以前は各々手を叩いて鳴き龍の音を聞いたけれど、
今は係の方が拍子木を打って、それで聞かせるようになっていた。

ここで、お昼ごはん。
店から出ると天気が悪くなってきた。
山の天気は変わりやすいのだぁ…

山輪王寺の宝物殿と逍遥園を見て、護摩修行を見学している間に結構な雨。
それでも護摩修行が終わる頃には小ぶりになっていた。
まだまだ山内見学は続く。
大護摩堂を出て二荒山神社へ。



ここは男体山をご神体とする神社で、1200年の歴史がある。
拝殿は共通拝観券で見られるが、神苑は別料金200円。
もちろん入ってみたが、神苑の方が場のエネルギーが素晴らしかった。
これは見ない手はない!
一番奥には霊泉もある。
霊泉の隣のあずま屋で容器を売っているので、買って水を分けていただいた。
昔から、霊力の強い土地にはきれいな水がある。
日光もご他聞に漏れず。
ここの他にも、神橋そばに【岩裂(いわさく)霊水】という名水がある。



とうとう最後の山輪王寺大猷院へ。
ここは三代目将軍の家光公が眠る場所。
家康公が高い場所から天下を見ていたのなら、
家光公は民衆の中で見ていたという印象を受けるようなエネルギーの場だ。
ダンナは日本史に詳しいけれど、あたしはほとんど知らないので、
勝手に印象を持っただけだけど…
でも、こういう印象って恐れずに言葉にしていると、
だんだん研ぎ澄まされてくるように思う。

いろいろお話を聞き、龍神破魔矢をお分けいただいた。
これは江戸開府400年記念の永代祈念されたものらしく、
毎年変える必要がないのだそうだ。

朝10時ころから見学し始め、大猷院を終えたのが16時半ごろ。
じっくり回ろうと思うと、やっぱりこれくらいかかるんだなぁ。
世界遺産バスに乗り、東武日光に戻る頃には日も暮れ始め、寒くなり…

それにしても、ちゃんと意識してその土地のエネルギーを感じると、
今までと全く違うことに気がつく。
なかなか充実の日光。
そして、なぜか昨日ほど道も混んでいなかったみたい。
日光の渋滞も味わえて(?)、けっこうな旅だった

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